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「含み資産」関連は8位にランクイン、東京五輪関連の再開発ラッシュで関心高まる<注目テーマ>

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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「含み資産 」関連が8位と話題を集めている。

 “含み資産 ”とは、企業の帳簿上の資産価値と、時価によって算出した資産価値(現時点でこれらの資産を売却した時に市場で評価される評価額)との差額のことをいう。株式市場で取りざたされる“含み資産関連銘柄”は、不動産や株式などの有価証券の保有資産に多くの含み益を抱えている企業のことをいう。一般に含み資産が多い企業は、表面的な資産額より実質的な純資産額が大きいと捉えられる傾向があり、時として、これが株式市場で高く評価されたり、再評価されたりすることがある。例えば、業績不振で株価が大きく下落した場合でも、含み資産を考慮した実質的な純資産額から見て割安と判断された場合、解散価値を拠り所に株価が下げ止まるケースもある。

 不動産や鉄道、倉庫、紙・パルプなどの老舗企業は、時価に比べて低い簿価の資産を多く保有している。不動産市況が上昇する局面や、オリンピック開催など大規模イベントに伴う再開発による建設ブームで、土地が流動化する場面では含み資産関連銘柄が関心を集める可能性がある。

 具体的な関連銘柄としては、大手不動産の三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>、平和不動産<8803>。倉庫会社の三菱倉庫<9301>、三井倉庫ホールディングス<9302>、住友倉庫<9303>、渋沢倉庫<9304>。更に電鉄会社の東武鉄道<9001>、東京急行電鉄<9005>、京成電鉄<9009>、阪急阪神ホールディングス<9042>、近鉄グループホールディングス<9041>。紙・パルプ株の王子ホールディングス<3861>、日本製紙<3863>、三菱製紙<3864>。また、山林などをはじめ国内有数の土地保有企業の住友林業<1911>、総合物流大手の日本通運<9062>、レジャー施設関連の土地持ち企業としては東京都競馬<9672>、よみうりランド<9671>、東宝<9602>などがある。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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