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話題株ピックアップ【夕刊】(1):GMO、東エレク、SBI

■クレスコ <4674>  5,000円  +425 円 (+9.3%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 クレスコ<4674>が大幅反発。6日の取引終了後、持ち分法適用関連会社エル・ティー・エス<6560>が12月14日に東証マザーズ市場に新規上場するのに伴い、保有株を一部売却すると発表しており、業績上振れへの期待から買いが入ったようだ。また、これにより議決権比率が21.47%から14.31%に低下し、持ち分法適用関連会社に該当しなくなるとしている。

■GMOインターネット <9449>  1,980円  +159 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 GMOインターネット<9449>が急伸。足もとで仮想通貨のビットコイン価格が連日の急騰を演じているが、同社はビットコインのマイニング(採掘)事業に乗り出すなど、グループ全体で仮想通貨やブロックチェーン領域へ注力していることが評価された。大手取引所ビットフライヤーによると、この日は1ビットコイン=160万円台にまで上昇。ビットコイン価格は11月初旬から1カ月強で2倍強に跳ね上がった。GMOはマイニング事業に関して、最先端の半導体チップを活用した次世代マイニングセンターの運営を北欧で行う予定。マイニングされたビットコインはグループ会社のGMOコインに供給することを計画している。

■MARUWA <5344>  7,310円  +500 円 (+7.3%)  本日終値
 MARUWA<5344>が急反発。東海東京調査センターが6日付で、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」とし、目標株価を5900円から9000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。セラミック部品における高付加価値品の需要が、通信インフラや半導体製造装置、車載、LEDなどに向けて幅広い分野で高まっていると指摘。足もともセラミック部品の需要に減速感はなく、依然として高水準の受注を確保しているが、これに対して会社側は生産能力増強や生産効率改善で対応しており、下期以降も売り上げ、利益を伸ばす可能性が高いと判断したという。

■鳥貴族 <3193>  3,255円  +190 円 (+6.2%)  本日終値
 鳥貴族<3193>が寄り付きから買いを集めて急反発。同社が6日発表した11月の既存店売上高は前年同月比5.3%増と好調だった。10月から全品均一価格を従来比18円値上げして298円としたことに加え、いったん落ち込んだ客足も11月は0.5%増と増勢に転じたことが大きく寄与した。これを手掛かり材料に投資資金が流入した。

■東京エレクトロン <8035>  21,020円  +980 円 (+4.9%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、SUMCO<3436>など半導体関連株の戻り足が目立つ。米国株市場ではエヌビディアやザイリンクスなど半導体関連株が前月末あたりから大幅な調整をみせ、これに引きずられる形で東京市場でも関連銘柄の下げが相次いだ。しかし、目先はファンド筋とみられる大口の売りも一巡しリバウンド狙いの買いが優勢になりつつある。米国では半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が直近にきて下げ止まっており、東京市場でも風向きの変化が感じられる場面。また、SUMCOはSMBC日興証券が6日付で投資評価「1」継続で目標株価を2020円から3350円に引き上げており、これも株高要因となっている。

■SBIホールディングス <8473>  2,104円  +88 円 (+4.4%)  本日終値
 SBIホールディングス <8473> が大幅反発し、年初来高値を更新した。7日午前、中国を中心としたアジア地域で仮想通貨関連事業を展開するHuobi(フオビー)グループと資本業務提携することで基本合意したと発表したことが買い材料視された。Huobiグループは中国最大級の仮想通貨取引所「火幣」や「Huobi.pro」を運営し、シンガポールなどアジア地域で仮想通貨関連事業を展開している。今回の提携を通じ、同社はHuobiグループが保有する技術、ノウハウ、人材を活用して日本やアジアで仮想通貨関連事業を進めていく。また資本面では、相互にグループ企業の持分を取得する予定だ。

■ベネッセHD <9783>  4,025円  +160 円 (+4.1%)  本日終値
 ベネッセホールディングス<9783>が急反発。大和証券は6日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は4300円から4600円に見直した。同社が発表した23年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画では、営業利益目標は21年3月期が350億円、23年3月期は600億円とされた。20年の教育・入試改革に向けた国内教育の拡大と、英会話教室のベルリッツなどのグローバル教育が成長の牽引役になる見込み。同証券では新中期経営計画に対して「実現性、成長目標を兼ね備え意欲的な印象」と評価している。

■サンフロンティア不動産 <8934>  1,518円  +51 円 (+3.5%)  本日終値
 サンフロンティア不動産<8934>が反発。6日の取引終了後、同社およびサンフロンティアホテルマネジメントは、自社ホテルブランド「日和(ひより)ホテルズ&リゾーツ」から、よりアクティブに旅を楽しむ人向けの連泊型ホテル「たびのホテル(TABINOHOTEL)」を新たに開業すると発表しており、新事業展開への期待感から買いが入った。「たびのホテル」は、日本が秘める文化や歴史、自然の魅力を持つ地方に視点を向け、その地域ならではの魅力や特長をテーマにした地域創生型ホテル。第1弾として、18年春に岐阜県「飛騨高山」に、地元の木材を多用した木づくりホテル「たびのホテル飛騨高山」を開業し、第2弾として新潟県「佐渡島」に、佐渡の伝統工芸である竹をモチーフにした「たびのホテル佐渡」を来夏に開業するとしている。

■スシローGH <3563>  4,010円  +125 円 (+3.2%)  本日終値
 スシローグローバルホールディングス<3563>が3日ぶりに急反発し上場来高値を更新。みずほ証券は6日、同社株の投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。目標株価は3700円から4800円に見直した。注目ポイントとして、(1)既存店売上高が弱含むなかでも、17年9月期会社利益計画を超過達成した高いコストコントロール力、(2)寄生虫アニサキスによる食中毒の各種報道の影響が収束に向かい18年9月期は、既存店売上高の反動増が見込めること、(3)資本業務提携した鮮魚流通ベンチャーであるCSN地方創生ネットワークとの天然魚プロジェクトにより商品力の向上が見込めること、などが挙げられている。また同社が18年中にゼンショーホールディングス<7550>傘下の「はま寿司」を抜き、店舗数においても回転すし業界トップとなる可能性がある点にも注目している。

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