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ライフネットが急伸、保険業法第113条繰延資産の一括償却を発表

 ライフネット生命保険<7157>が急伸し年初来高値更新。19日の取引終了後、17年3月期決算において、保険業法第113条繰延資産の一括償却を行うと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 保険会社は、開業当初に多大な事業費が先行して発生することから、保険業法第113条第1項において、開業から5年間の事業費を資産として計上し、10年以内に償却することが認められている。同社でも、開業後の08年度から12年度までに発生した事業費の一部を保険業法第113条繰延資産として計上し、17年度までの10年間で償却するとしており、17年3月期および18年3月期に10億6000万円の均等償却を行う予定だったが、これを17年3月期に一括償却することにしたという。

 これに伴い、17年3月期業績は、経常収益100億9600万円(前の期比7.6%増)、経常損益20億3100万円の赤字(前の期4億7500万円の赤字)、最終損益18億9000万円の赤字(同4億2900万円の赤字)になる見通し。また、18年3月期は引き続き営業費用の積極的な投下を予定していることから、経常損益は赤字を予定していることも明らかにしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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