塩野義製薬 <
4507> [東証P] が4月24日大引け後(15:00)に配当修正を発表。23年3月期の年間配当を従来計画の120円→135円(前の期は115円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社グループは、成長投資と株主還元のバランスを取りながら企業価値の最大化を図り、中長期的な利益成長を株主の皆さまにも実感していただける施策を推進しています。配当につきましても、DOE 4%以上を指標に、企業価値の成長に応じて安定的に高めていくことを目指しております。2022年度も、2020年6月公表の中期経営計画STS2030に則り、創薬型製薬企業としての
»続く
強みをさらに進化させ、ヘルスケアサービスを提供するHaaS*企業へと自らを変革し、社会に対して新たな価値を提供し続けていくことで、患者さまや社会が抱える困りごとの解決に貢献することをビジネスの方向性に掲げ取り組んでまいりました。その成果として、先行投資を続けてきた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬ゾコーバにつきまして、2022年11月22日付で国内の製造販売承認を取得し、日本政府による200万人分の購入に伴う売上収益を計上いたしました。2022年3月31日からは、国内で一般流通を開始し、必要な患者さまに本薬を速やかにお届けする体制下で、早期診断・早期治療の実現に資する活動を進めております。また、中国・韓国を中心としたアジアでの実用化に向け供給体制の構築をはかるとともに、欧米を含めたさらなるグローバル展開に向け臨床試験を進展いたしました。また、COVID-19に対する予防ワクチン(開発番号:S-268019)について、2022年11月24日付で日本国内における製造販売承認申請を行い、現在厚生労働省および医薬品医療機器総合機構による審査が進められています。流行によらない持続的な感染症ビジネスモデルとして、ワクチン事業を次なる収益ドライバーとする取り組みが大きく前進いたしました。さらに、次なる成長ドライバー候補である複数の開発プロジェクトについても積極投資の結果として臨床試験のステージアップを実現し、今後の更なる成長に向けた強固な基盤が構築できたと考えております。これら取り組みに加えて、英国ViiV Healthcare Ltd.(以下、ヴィーブ社)によるHIVフランチャイズの売上が、ドウベイト、Cabenuvaなどの新製品を中心に大きく伸長し、ViiV社から堅調なロイヤリティー収入、配当金を受領しました。HIVフランチャイズにつきましては、長時間作用型製剤であるCabenuva、Apretudeの市場浸透が大きく前進しており、中長期的な成長が期待されます。上記の成果によりSTS2030を前倒して改定する予定であり、2023年3月期の良好な通期業績が見込めるとともに、2024年3月期以降の持続的な成長が期待されます。これらの背景ならびに財務状況、STS2030の株主還元指標であるEPS、DOE、ROE等を総合的に勘案した結果、前回発表(2022年5月11日)の期末配当予想を1株当たり15円増配の75円に修正することといたしました。これにより、中間配当と合わせた年間の配当金は1株当たり135円となり、前期と比べて20円の増配となります。* Healthcare as a Service:医薬品の提供にとどまらず、顧客ニーズに応じた様々なヘルスケアサービスを提供すること以 上
配当予想の修正
決算期 |
修正1株配 |
発表日 |
I 旧 22.10-03 |
20 |
23/01/30 |
I 新 22.10-03 |
25 |
23/04/24 |
修正額 |
+5 |
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決算期 |
修正1株配 |
発表日 |
I 旧 2023.03 |
40 |
23/01/30 |
I 新 2023.03 |
45 |
23/04/24 |
修正額 |
+5 |
|
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。