トレイダーズ、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で61％の赤字

となる見込みです。これは主に、当初見込んでいたZEエナジーの木質バイオマスガス化発電装置の新規着工が翌期にずれこむことが見込まれるため下方修正したものです。従来予想では、複数ある見込み案件のうち同発電装置の当期中の新規着工は３件程度と見込み、平成29年４月に電力会社への接続検討の申請を全ての案件について行いました。８月に２件の接続の可否に関する回答を電力会社から受領しましたが、１件は接続可能との回答を受け、残り１件は、新設する発電所から電力会社に送電する際の電力の逆潮流を防止する対策として、電力会社側による送電網及び変電所の調整工事が別途必要で、当該工事に１年以上の期間を要する旨の回答がありました。上記の接続可能と回答を受けた１件については、当社の持分法適用関連会社である株式会社ZEデザイン（以下、「ZEデザイン」といいます。）に木質バイオマスガス化発電装置を販売する予定をしており、平成30年１月の工事開始を見込んでおります。もう一方の電力会社による送電網等の調整工事が必要と回答があった１件については、当期中におけるZEエナジーの工事着工は難しくなったことから、当期の計画には織り込まないことといたしました。その他、現時点までに回答を受領していない案件は来期分も含め複数ありますが、そのうちの１件は従来予想より２ヶ月程度着工が遅れ、来年２月の工事開始として計画を見直しております。営業損失は、従来予想620百万円から220百万円下方修正し、840百万円の営業損失となる見込みです。これは主に、当第１四半期連結累計期間の実績が当初業績予想を93百万円下回ったことに加え、７月以降のZEエナジーの発電装置の売上が従来予想から減少すると見込んだことにより営業損失が増加したものです。経常損失は、従来予想670百万円から370百万円下方修正し、1,040百万円の経常損失となる見込みです。これは主に、営業損失220百万円の下方修正に加え、営業外費用において借入金増加による支払利息が119百万円従来予想より増加すると見込んだことによります。親会社株主に帰属する当期純損失は、従来予想670百万円から980百万円下方修正し、1,650百万円となる見込みです。これは主に、経常損失370百万円の下方修正に加え、当第１四半期連結累計期間に発生した上述の契約解除損失556百万円及び契約解除引当金繰入額50百万円を特別損失に計上したことによります。なお、本業績予想の下方修正を重く受け止め、その経営上の責任を明確にするため、平成29年8月以降の代表取締役社長及び副社長の役員報酬を減額することといたします。以上ご注意：本資料に記載しております業績に関する予想値は、いずれも本資料の発表日現在において入手可能な情報による判断及び仮定に基づくものであり、実際の業績は当該予想と異なる場合がありますので、予めご了解ください。