ホシザキ、今期経常を一転7％減益に下方修正

売が好調に推移したことに加え、原価低減並びに、業務効率化や生産性向上に継続的に努めたことにより、国内及び海外（現地通貨ベース）での業績は、前年及び業績予想を上回る形で推移いたしました。　一方、期首計画（１米ドル＝118円）に対して、当社の主要取引通貨である米ドルをはじめ、各通貨が大幅に円高へ進んだことにより（平成28年6月期中平均：1米ドル＝111.7円）、現地通貨から円への換算に際してはマイナスの影響が発生しております。　さらに、急激な円高により（平成27年12月末：1米ドル＝120.6円に対して平成28年6月末：1米ドル＝102.9円）、営業外費用として、保有外貨などの円換算評価に係る為替差損を約59.6億円計上する見込みです（前期第2四半期累計期間の為替差益計上額約9億円）。　これらに伴い、第２四半期累計期間の連結業績予想を変更いたします。　連結売上高は、前期連結業績実績（平成27年12月期第２四半期累計期間）を上回り、ほぼ業績予想の水準実績となる見込みではございますが、円高に伴う円換算評価を勘案し、137,400百万円に修正いたします。営業利益におきましては、原価低減ならびに販売費及び一般管理費の削減を徹底いたしました結果、20,850百万円に修正いたします。　また、営業利益以下に関しましては、上記為替差損の計上を見込み、経常利益におきましては15,340百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益も9,500百万円に修正の見込みとなります。（２）通期連結業績予想数値の修正　第２四半期（累計）の業績予想数値の修正を受けて、第３四半期以降も世界経済の不透明さは一段と増すことを懸念しています。国内景気は、円高の継続及び景気の弱含みが懸念され、フードサービス産業における設備投資の継続性は不透明です。海外も、英国のEU離脱等、政治リスクの高まりと共に世界経済の不透明性が増しており、今後のフードサービス産業の景気、設備投資動向は予断を許さない状況です。また、第２四半期までの急速な円高を考慮して、業績予想の前提となる主な通貨の為替レートを変更します（1米ドル＝118円から108円へ変更、1ユーロ＝128円から120円へ変更）。　　　想定為替レートの変更に伴い、現地通貨レートから円へのマイナスの換算差及び高まる世界経済の不透明さを考慮し、通期の連結業績予想を修正します。　連結売上高は上記為替レートの変更に伴い、265,000百万円に修正いたします。営業利益は前回発表の業績予想より変更はございませんが、当営業外の為替差損益として、第２四半期累計期間で発生を見込む為替差損約59.6億円のみ計上しております（前年通期の営業外における為替差損計上額約15億円）。（注記）　前述の業績見通し等に記載されている各数値は、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断する一定の前提及び仮定に基づき算定しております。内在する仮定及び状況の変化等により、実績等が見通しの数値と異なることが有り得ますことをご承知おき下さい。