小島鉄工所 <
6112> [東証2] が6月29日大引け後(15:15)に業績修正を発表。16年11月期第2四半期累計(15年12月-16年5月)の経常損益(非連結)を従来予想の400万円の黒字→4000万円の赤字(前年同期は1億2200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
なお、通期の経常損益は従来予想の1000万円の黒字(前期は1800万円の赤字)を据え置いた。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社の主製品である大型油圧プレス機は、形状、能力、機能のほか、納期、一台当たりの金額もそれぞれ異なる個別受注生産でありますので、月単位での売上は一定しておらず、季節的変動によるものでもなく、納期的、金額的なバラツキにより売上の変動が大きく、また、当社製品が大型機械ゆえ、設計・生産着手から納品・据付まで平均して1年程度を要するため、受注から売上計上まで相当
»続く
期間のズレが生じてしまうのが当社事業の特性であります。 このような事業の特性を持つ当社におきまして、売上計上につきましては、一部工事進行基準を適用しておりますが、当116期第2四半期累計期間における売上高につきましては、受注残の消化が順調に推移したこと等で、前回予想数値(8億円)及び前年同期(8億44百万円)を若干ながら上回る8億68百万円を計上できる見込みであります。 利益面につきましては、受注物件の一部につき、当初予想原価を上回る20百万円の発生及び固定費全般の膨らみ等の増加がありましたが、生産面の効率化の結果、前年同期純損失(1億23百万円)大きく改善できる状況にまで回復でき四半期純損失は41百万円の見込みであります。しかしながら、前回発表予想数値2百万円には及ばず、減額修正するものであります。 なお、受注状況につきましては、当第2四半期累計期間の受注高は、一定の引き合いはあるものの、景況感の悪化から、国内外の顧客の発注サイクルが遅れ気味傾向にあり、想定通りの受注額が得られず、前年同期(10億54百万円)を下回る4億42百万円の受注に止まり、受注残高につきましても、前年同期末(15億37百万円)から半減の7億21百万円へと減少しております。現在、国内外の鍛造・製鉄業界を中心に引き合いが浮上している大型案件の成約に向け全力で取組んでおり、一層の受注増加を目指しているところでございます。 平成28年11月期通期個別業績予想につきましては、先行き不透明感の中にありますが、現在、優良な大型・中型物件と折衝中であり、今後においても好採算物件の引き合いが見込まれていることから、売上高・営業利益・経常利益・当期純利益に関しましては前回発表の予想通りで推移できる見込みであります。※上記予想は、現時点に於いて、入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって、予想数値と異なる結果になる可能性があります。
業績予想の修正
今上期【修正】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
旧 15.12-05 |
800 |
1 |
4 |
2 |
0.2 |
- |
16/01/12 |
新 15.12-05 |
868 |
-49 |
-40 |
-41 |
-4.1 |
- |
16/06/29 |
修正率 |
+8.5 |
赤転 |
赤転 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
今期の業績予想
上期業績
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
14.12-05 |
844 |
-135 |
-122 |
-123 |
-12.3 |
0 |
15/07/07 |
予 15.12-05 |
868 |
-49 |
-40 |
-41 |
-4.1 |
- |
16/06/29 |
前年同期比 |
+2.8 |
赤縮 |
赤縮 |
赤縮 |
赤縮 |
|
(%) |
今期【予想】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
2014.11 |
1,446 |
-450 |
-425 |
-159 |
-15.9 |
0 |
15/01/09 |
2015.11 |
2,032 |
-38 |
-18 |
200 |
20.1 |
2.5 |
16/01/12 |
予 2016.11 |
2,000 |
2 |
10 |
5 |
0.5 |
- |
16/01/12 |
前期比 |
-1.6 |
黒転 |
黒転 |
-97.5 |
-97.5 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。