プロト <
4298> [JQ] が3月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。16年3月期の連結最終損益を従来予想の34.5億円の黒字→3.3億円の赤字(前期は23.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の22.1億円の黒字→15.7億円の赤字(前年同期は6.1億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
同時に、今期の年間配当を従来計画の38円→39円(前期は38円)に増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)売上高 主にタイヤ・ホイール販売を手掛ける株式会社オートウェイにおいて、暖冬の影響によりスタッドレスタイヤの販売数量・販売単価が計画を大幅に下回りました。また、中古車販売店を取り巻く環境が、厳しい状況で推移する中、当社において、MOTOR GATEの取引社数が当初計画を下回って推移していることなどを踏まえ、平成28年3月期の売上高につきましては54,
»続く
155百万円に業績予想を修正いたします。 (2)営業利益・経常利益 販売費及び一般管理費は計画を下回る見込みであるものの、前述のとおり、売上高が計画を下回ったことによる売上総利益の減少分を補うまでには至らないことに加え、当社における新規事業である「GooPit」等への先行投資により、平成28年3月期の営業利益につきましては4,105百万円、経常利益につきましては4,219百万円にそれぞれ業績予想を修正いたします。(3)親会社株主に帰属する当期純利益 前述のとおり、営業利益及び経常利益が計画を下回る見込みであることに加え、PROTO MALAYSIA及びキングスオートの株式取得時、並びに台湾寶路多の事業譲受け時に計上したのれんについて各社の直近の業績動向等を踏まえ今後の回収可能性を慎重に検討した結果、回収不能額として2,329百万円の減損損失を計上する見込みであることから、平成28年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益につきましては△331百万円に業績予想を修正いたします。
当社は、経営基盤の強化と同時に株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題として認識しており、継続的かつ安定的な配当に留意するとともに、将来の成長に備えるための内部留保の充実等を総合的に勘案した上で利益還元に努めることを基本方針といたしております。 今期におきましては、連結子会社における減損損失の発生等により、親会社株主に帰属する当期純利益が赤字となる見込みですが、本業については堅調に推移していることから、期末配当金予想19円を修正し、1円増配の20円とすることといたしました。これにより、年間配当金予想は39円となります。
業績予想の修正
今下期【修正】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
旧 15.10-03 |
30,545 |
3,290 |
3,273 |
2,213 |
109.53 |
19 |
15/10/30 |
新 15.10-03 |
27,838 |
1,885 |
1,918 |
-1,575 |
-77.94 |
20 |
16/03/01 |
修正率 |
-8.9 |
-42.7 |
-41.4 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
今期【修正】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
旧 2016.03 |
56,862 |
5,510 |
5,574 |
3,457 |
171.1 |
38 |
15/05/08 |
新 2016.03 |
54,155 |
4,105 |
4,219 |
-331 |
-16.38 |
39 |
16/03/01 |
修正率 |
-4.8 |
-25.5 |
-24.3 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。1株益、1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
下期業績
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
14.10-03 |
24,639 |
1,641 |
1,864 |
612 |
30.0 |
19 |
15/05/08 |
予 15.10-03 |
27,838 |
1,885 |
1,918 |
-1,575 |
-77.9 |
20 |
16/03/01 |
前年同期比 |
+13.0 |
+14.9 |
+2.9 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
今期【予想】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
2014.03 |
54,761 |
4,735 |
5,009 |
2,627 |
128.4 |
37.5 |
14/05/12 |
2015.03 |
48,602 |
4,233 |
4,548 |
2,381 |
116.8 |
38 |
15/05/08 |
予 2016.03 |
54,155 |
4,105 |
4,219 |
-331 |
-16.4 |
39 |
16/03/01 |
前期比 |
+11.4 |
-3.0 |
-7.2 |
赤転 |
赤転 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。