フィンテック、今期経常を一転47％減益に下方修正

会社化以後、戸建住宅販売を計画し当連結会計年度に販売を開始しました。子会社化後に仕入、販売ルートの開拓や業務体制の整備を並行して進めてきましたが、想定よりこれらの施策の進捗が遅れたことが影響して、当初に計画した仕入、販売の最終回転分について売上計上に至らない見込みとなりました。これを主たる要因として、不動産事業の売上高は当初予想より約1,150百万円減少する見込みとなりました。投資銀行事業、不動産事業とも業務拡大を続けておりますが、顧客からの引合い増加への対応や見込み案件を推進させる組織体制、人員補完が万全ではなかったことが計画値未達の要因の一つであります。これらの結果、通期の売上高は当初予想値7,000百万円より1,600百万円減少し、5,400百万円となる見込みであります。営業利益は、当初予想に比べ、1,050百万円減少し200百万円となる見込みであります。これは、上記の通り投資銀行事業、不動産事業の売上が当初予想に達しない見込みとなったことが主な要因であります。この他、ムーミンテーマパーク事業を含むメッツァ関連事業の先行投資による費用（(株)ムーミン物語を子会社化したことによる同社損益の取込[連結消去後で約57百万円の営業損失の見込み]、及びメッツァ開設のための各種調査費用等）や、投資銀行事業の事業拡大に伴い人員を増強したことによる人件費の増加を見込んでおりますが、これを収益性が高く好調な投資銀行事業で補完するに至らないものであります。経常利益は為替差益の計上等により360百万円となり、当期純利益は300百万円となる見込みであります。次期に持ち越しとなると見込まれる案件についても、当期中に収益計上できるよう期末に向けて、当社グループが一体となり、努力いたします。(注)　上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により、上記予想数値とは異なる可能性があります。