インヴァスト、非開示だった前期経常は黒字浮上へ

を見据えた先行投資を積極的に行っております。また、同社自動売買プラットフォーム「ミラートレーダー」は、今や選択型システムトレード分野における代表格として、日本をはじめ世界全五大陸のユーザーに長く支持され続けております。当社主力のＦＸ自動売買サービス「シストレ24」も、同社の「ミラートレーダー」をプラットフォームとして採用しており、当社は今後も、同社の持つ高い技術力と当社ＦＸ事業における業務ノウハウの融合によるシナジー効果を最大限に活かし、従来以上に高品質かつ付加価値の高いシステムの共同開発を継続してまいります。今回の投資有価証券評価損は、同社事業計画の遅れにより低下した株式価値を、日本の会計基準（JGAAP）に基づき特別損失として計上するもので、同社との業務提携に影響を及ぼすものではありません。２．差異が生じた理由（１）連結　　当期におきましては、店頭ＦＸ「シストレ24」、「トライオートＦＸ」という当社独自サービスの拡大に努め、お客様が実際の資金を使い損益を競う「リアルトレード！トライオートＦＸグランプリ」や、為替のプロ集団、アナリストを倒して総額300万円相当の賞品を勝利者で山分けする「仕掛けＷＡＲＳ」等、工夫を凝らした各種イベントの開催や、お客様の利便性向上につながる新機能の追加、スプレッド縮小等の様々な施策により、両サービスの総口座数は６月に10万口座を突破し、その後も順調に推移しております。また、オーストラリアの連結子会社Invast Financial Services Pty Ltd.においては、取引所約定型個別株証拠金取引「ＤＭＡＣＦＤ」といった高付加価値型サービスの提供や、大手法人企業への新規顧客開拓などにより、事業競争力および収益力の強化を図っております。この結果、営業収益、営業利益および経常利益は、上記のとおり前期を上回る見込みです。しかしながら、１億73百万円の法人税、住民税及び事業税の計上に加え、投資有価証券評価損（特別損失）の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失は、４億４百万円となる見込みです。（２）個別　　上記、連結業績見通しと前期実績との差異が生じた理由に記載のとおり、店頭ＦＸにおける各種施策の実行により、営業収益、営業利益および経常利益は、前期を上回る見通しであるものの、法人税、住民税及び事業税の計上に加え、投資有価証券評価損（特別損失）の計上により、当期純損失は２億11百万円となる見込みです。　　なお、当社は配当方針について、連結配当性向30％またはＤＯＥ４％（年率）のいずれか高い方を目安として実施することとしております。平成28年３月期の期末配当予想につきましては、ＤＯＥ４％を基準とし、１株当たり40円としておりますが、本件に伴う期末配当予想の修正はありません。