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6875 メガチップス

東証P
3,875円
前日比
+25
+0.65%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.3 0.93 3.24
時価総額 819億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 爆伸「ポケモン任天堂」が市場席巻!


「爆伸「ポケモン任天堂」が市場席巻!」

●米国株を追い日本株が連騰

 参院選での与党圧勝効果がこんなに強いものとは。いまはこれが正直な思いだ。

 与党圧勝は予想されていたことであり、特にサプライズはなかったものの、東京市場の反応は驚くべきものになった。

 日経平均株価は7月11日から5連騰。ほとんど押し目らしい押し目を入れることなく、一週間ぶっ続けで上昇した。

 最近では見られなかった上昇ぶりであり、やや困惑させられるほどだ。しかし実は連騰しているのは東京市場だけではない。米国市場も同様で、こちらはNYダウが日々史上最高値の更新を続けている。改めて強調したいが、年初来の高値ではない。史上最高値の更新だ。

 英国のEU離脱問題で世界の金融市場が混乱に陥った直後にも関わらず、米国市場は堅調そのもの。微動だにしなかったとまでは言い難いものの、東京市場のように崩れてしまうことはなく、力強く高値を追い続けているのだ。

 東京市場もようやくそれに気づき、後を追いかけ始めているところだが、まだ水準は低い。米国市場が昨年5月の水準にあることを考えると、東京市場も日経平均が2万円台に乗せていてもおかしくない。それが無理なら2万円に接近する。これがあってよい。

 しかし、実際は1万6500円台への回帰がやっとの状況。いかに立ち遅れているかを改めて思い知らされるが、株安の最大要因となっていた一方的な円高は、EU諸国の金融混乱に対する懸念の薄らぎで1ドル=100円台から105円台へと反落した。

●任天堂の収益急好転の起爆剤に

 もちろん、これでもう安心とはならない。欧州はなお懸念材料の火薬庫であり、いつどんなところでまた爆発が起きるか分からない。この点は計算に入れておかねばならないものの、現在の東京市場には任天堂 <7974> というスター株の出現がある。7月8日から浮上を開始したそれは、11日から本格急騰、年初来高値へと爆伸中だ。

 材料は米国でのスマホゲーム「ポケモンGO」の大ヒット。注目されるのは、まだ日本では同ゲームが投入されていないのにもかかわらず、東京市場が日本でのヒットも想定して同社株や周辺銘柄の一斉買いに入っていることだ。

 任天堂はこれまで幾度も大ヒットゲームやゲーム機を投入、そのたびに株価は驚異的な上昇となった。今回もそれらに匹敵するほどのヒットになるのかどうかは分からない。しかしここ数年、経営不振に陥っていた任天堂の収益を急好転させる起爆剤になるのはまず間違いない。

 この点に着目すると、注目銘柄も自ずと決まってくる。目先は高値圏にあってリスクは高いものの、まずは任天堂だ。

 周辺銘柄は多過ぎて(サノヤスHD <7022> 、イマジカロボ <6879> 、フジ・メディアHD <4676> 、テレ東HD <9413> 、京都銀行 <8369> 、ディー・エヌ・エー <2432> 、モバイルファクトリー <3912> [東証M]など)、銘柄を絞りにくいが、私は値動きの緩やか点から、マーベラス <7844> 、テレビ東京に注目したい。そして直接「ポケモンGO」と関わりがないものの、かつては任天堂株といえばミツミ電機 <6767> とメガチップス <6875> だったので、いまでもそのイメージが残っている投資家が結構いると見ており、この両社株になる。

2016年7月15日 記


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