ＴＡＣが一時Ｓ高、第１四半期営業利益が通期計画を上回る

　ＴＡＣ<4319>が一時ストップ高まで買われ、１月１５日につけた年初来高値を更新し、１０時４５分現在で東証１部の値上がり率トップとなっている。前週末７月３１日に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高５５億９２００万円（前年同期比３．５％増）、営業利益８億８００万円（同４０．５％増）、純利益４億９６００万円（同４０．９％増）と大幅増益となり、１６年３月期通期予想の売上高１９９億６１００万円（前期比２．２％増）、営業利益６億３０００万円（同４．５倍）、純利益３億７５００万円（同８０．３％増）を利益面で上回っていることが好感されている。
　第１四半期に売上高・利益が膨らむ傾向はあるものの、消費税増税による駆け込み申込みの反動減による影響がなくなったことに加えて、企業研修の好調などが牽引。また、会計業界の人材ニーズ旺盛から、求人広告売り上げが堅調に推移したことも寄与したという。なお、
　また同時に、医療事務に関するコンサルテーションなどを手掛けるＴＭＭＣ（東京都中央区）と資本・業務提携を行うと発表したが、この提携によるシナジーに期待する買いも入っているようだ。

ＴＡＣの株価は１０時５０分現在２７５円（△６１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）