市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ショーワ、カーボン、ゼンリン

ショーワ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ショーワ <7274>  1,967円  +329 円 (+20.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ショーワ<7274>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は4月27日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを270億円(前期比6.7%増)としていることや、年間配当計画を前期比8円増配の30円としていることが買い手掛かりとなっているようだ。売上収益は2800億円(同4.1%減)を予想している。主要製品の生産は、ステアリング関連製品は461万台(同2.7%減)とする一方、二輪車用ショックアブソーバは4062万本(同1.7%増)、四輪車用ショックアブソーバは2073万本(同3.5%増)を計画。なお、前提為替レートは通期平均で、1ドル=105円、1人民元=15.5円としている。

■伯東 <7433>  1,918円  +312 円 (+19.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 伯東<7433>が3日ぶりに急反発している。同社は4月27日取引終了後に、19年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを45億円(前期比21.3%増)としていることや、年間配当計画を前期比4円増配の50円としていることが好感されているようだ。売上高は1480億円(同7.6%増)を予想。電子部品事業では自動運転や環境技術の実用化が急速に進む車載分野でさらなる伸長を図るほか、電子・電気機器事業ではアジア市場でのPCB製造装置の販売を拡大するとともに、半導体パッケージ向け露光装置などの販売を本格化するとしている。

■ISID <4812>  3,255円  +424 円 (+15.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 電通国際情報サービス <4812> が急騰し年初来高値を更新した。4月27日に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比28.3%増の22.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。エンジニアリングソリューション部門とコミュニケーションIT部門が収益を牽引した。エンジニアリングソリューションでは電機・精密や機械業界向けに設計開発分野を中心としたソフトウエア商品の販売が増加。コミュニケーションITでは電通グループ向けの拡大に加え、デジタルマーケティング領域などが伸びた。また、コンサルティングサービスやソフトウエア製品の利益率が向上したことも大幅増益の要因となった。

■ミルボン <4919>  5,470円  +705 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率6位
 ミルボン <4919> がストップ高に買われ、上場来高値を高値を更新した。4月27日に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比68.5%増の12億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のヘアケア用剤で昨年11月にバージョンアップしたプレミアムブランド「オージュア」の国内販売が大きく伸びたことが寄与。海外売上高は中国など東アジアが引き続き伸長した。オージュア旧バージョンの返品額が想定より大幅に少なかったことも利益を押し上げた。

■フューチャー <4722>  1,444円  +181 円 (+14.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 フューチャー <4722> が急反騰し、年初来高値を更新した。4月27日に発表した18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比43.8%増の14.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のITコンサルティング&サービス事業が収益を牽引した。アパレルや流通小売業など向けにAIを活用した伝票の読み取りや需要予測、融資審査といった案件が増加したほか、品質情報統合解析ソフトのライセンス売り上げや中堅企業向け販売管理パッケージソフトの販売なども好調だった。販管費が減少したことも大幅増益の要因となった。

■日本カーボン <5302>  5,680円  +705 円 (+14.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率8位
 4月27日、日本カーボン <5302> が決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益が19億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に浮上して着地したことが買い材料視された。黒鉛電極の販売価格が上昇したうえ、半導体需要の拡大を背景にファインカーボンの販売が大きく伸びたことが寄与。黒鉛電極のさらなる価格改定の進展を踏まえ、通期の同利益を従来予想の70億円→110億円に57.1%上方修正。増益率が2.3倍→3.7倍に拡大し、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前営業日終値ベースの予想PERが11.9倍→7.4倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ゼンリン <9474>  2,518円  +307 円 (+13.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 ゼンリン<9474>が急騰。3月末に株式分割を実施しているが、分割後の高値を大幅に更新した。同社は地図情報のトップ企業でデジタル地図でも先駆しており、法人向け地図分析サービスなどが好調なほか、カーナビ関連でも需要を取り込んでいる。4月27日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は本業のもうけを示す営業利益が前期の大幅増益に続いて58億円(前期比6.6%増)と好調を堅持する見通し。今後も自動運転市場の拡大とともに同社の活躍余地は広がることが見込まれ、機関投資家とみられる買いも観測されている。 

■アスカネット <2438>  1,739円  +172 円 (+11.0%)  11:30現在
 アスカネット<2438>が続急騰。4月27日の取引終了後、空中結像を可能にするプレート「ASKA3Dプレート」について、量産を前提に開発を進めていた樹脂製「ASKA3Dプレート」の試作に成功し、6月にからサンプル供給を開始すると発表しており、これを好感した買いが入っている。サンプルのサイズは2種類(20センチ角、10×15センチ)で、結像品質はガラス製には若干劣るものの、輝度・解像度・ひずみ・耐久性とも昨年10月に発表したプロトタイプより向上しており、主に空中操作を目的として製品に組み込む用途を想定しているという。同社ではガラス製プレートを販売した先などに提案するほか、触らないタッチパネルとして、タッチパネル市場においての非接触・手袋操作用途や、既存タッチパネルのイメージアップ用途での展開を図るとしている。

■M&Aキャピ <6080>  8,760円  +850 円 (+10.8%)  11:30現在
 27日に決算を発表。「1-3月期(2Q)経常は21%増益」が好感された。M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比0.6%減の23億円となり、通期計画の38.7億円に対する進捗率は59.4%に達し、5年平均の54.6%も上回った。
  ⇒⇒M&Aキャピの詳しい業績推移表を見る

■タムロン <7740>  2,454円  +232 円 (+10.4%)  11:30現在
 27日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は58%増益で着地」が好感された。タムロン <7740> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比57.8%増の4.1億円に拡大したが、1-6月期(上期)計画の13億円に対する進捗率は31.9%となり、5年平均の29.2%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒タムロンの詳しい業績推移表を見る

■グリー <3632>  668円  +63 円 (+10.4%)  11:30現在
 グリー<3632>が大幅反発となっている。4月27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年7月~18年3月)連結決算が、売上高589億4600万円(前年同期比27.8%増)、営業利益78億1400万円(同39.8%増)、純利益57億7900万円(同59.5%減)となり、売上高は従来予想の606億円を下回ったものの、営業利益は同75億円を上回って着地したことが好感されている。大型アップデートなどで既存タイトルの運営を強化したことに加えて、今年3月に「NEWSに恋して」をリリースし好調な立ち上がりとなっていることや、同じく3月に「DanMachi」を北米向けに配信開始したことなどが寄与した。また、広告宣伝費の効率的投下や外注費の減少なども貢献した。同時に、未開示としていた18年6月期の連結業績予想を発表。売上高775億円(前期比18.6%増)、営業利益100億円(同25.0%増)、純利益70億円(同42.2%減)を見込む。既存タイトルの運営強化や海外展開の貢献、3~4月にリリース済みの新規タイトルの貢献で営業増益を見込む。

■新光電気工業 <6967>  946円  +89 円 (+10.4%)  11:30現在
 新光電気工業<6967>は大幅高で5日続伸となっている。同社は4月27日、19年通期の連結業績予想を発表した。売上高は1546億円(前期比5.1%増)、営業利益は71億円(同44.9%増)、最終利益は51億円(同39.2%増)を見込む。半導体の高機能化・高速化に対応する次世代フリップチップタイプパッケージは、大容量のデータを高速で処理するサーバー用をはじめとして、今後、高性能半導体向けに需要拡大が見込まれることを踏まえ、高丘工場(長野県中野市)での生産ライン増強のための設備投資を実施する。また、半導体製造装置市場の拡大を背景に、旺盛な需要が継続するセラミック静電チャックについては、新井工場(新潟県妙高市)稼働を開始した新工場の量産体制整備を実施するなど、生産能力拡充をはかる。加えて、エレクトロニクス化が一層進展する自動車向けや、半導体市場の成長を牽引するメモリー市場向けに、新製品の開発・量産化ならびに拡販に注力する。

■SCSK <9719>  5,170円  +480 円 (+10.2%)  11:30現在
 27日に決算を発表。「今期経常は3%増で8期連続最高益、5円増配へ」が好感された。SCSK <9719> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比0.5%増の362億円になり、従来予想の350億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。19年3月期も前期比3.3%増の375億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒SCSKの詳しい業績推移表を見る

■オークマ <6103>  6,880円  +610 円 (+9.7%)  11:30現在
 4月27日、オークマ <6103> が決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比41.5%増の225億円に拡大し、従来予想の195億円を上回って着地。続く19年3月期も前期比17.3%増の265億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期も旺盛な設備投資需要や自動化ニーズの高まりを背景に、国内外で自動車や半導体製造装置、ロボットなど向けに工作機械の販売が伸びる。業績好調に伴い、前期の年間配当を59円→69円に増額。今期は120円とし、前期の株式併合を考慮した実質配当は14.3%増配とする方針としたことも支援材料となった。

■モリタホールディングス <6455>  2,347円  +199 円 (+9.3%)  11:30現在
 27日に決算を発表。「今期経常は6%増益、前期配当を2円増額・今期は4円増配へ」が好感された。モリタホールディングス <6455> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比10.9%減の90.3億円になったが、19年3月期は前期比6.3%増の96億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を24円→26円(前の期は29円)に増額し、今期も前期比4円増の30円に増配する方針とした。
  ⇒⇒モリタホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■日本和装 <2499>  481円  +80 円 (+20.0%) ストップ高   11:30現在
 日本和装ホールディングス<2499>がストップ高まで買われている。同社は4月27日取引終了後に、18年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業損益が6200万円の黒字(前年同期は1億100万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。売上高は12億5800万円(前年同期比29.6%増)で着地。顧客ニーズを反映した教室の提案や既存顧客へのアプローチなどの取り組みが軌道に乗ったほか、利益面では自社クレジットカードの利用促進による他信販会社への支払い手数料の減少などが寄与した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。また、同日には同社従業員が設立した、着付け教室運営全般に関する業務の請負いなどを手掛けるオフィス岩本(福岡市)に出資したことも明らかにしている。

■アイエックス・ナレッジ <9753>  1,051円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在
 アイエックス・ナレッジ<9753>が急騰。同社は独立系システム構築会社ながら、みずほフィナンシャルグループ<8411>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクとの取引実績が厚く、ブロックチェーン技術の研究でも先駆している。4月27日取引終了後に発表した19年3月期の単独業績予想は、売上高が172億1100万円(前期比3.3%増)、営業利益は7億円(同7.7%増)、最終利益は4億8600万円(同4.6%増)を見込んでおり、利益成長トレンドに陰りがみられないことから、改めて投機資金の流入を誘っている。

■アートSHD <3663>  1,122円  +150 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 4月27日、アートスパークホールディングス <3663> [東証2]が決算を発表。18年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比50.4%増の2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。車載機器向けUI開発ソリューションをはじめとする自社IP製品の売り上げが拡大し、UI/UX事業の営業損益が前年同期の1008万円の赤字→5242万円の黒字に急浮上したことが寄与。上期計画の300万円をすでに66.7倍も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 ヤマザキ <6147>  617円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 TTK <1935>  730円  +100 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 フォスター電機 <6794>  2,073円  -500 円 (-19.4%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均