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【材料】郵船はじめ海運株が軒並み高、円安とバルチック上昇加速で業種別値上がり上位

郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株が軒並み高、業種別値上がり率では自動車などと競い首位を争う状況。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数がここ上げ基調を強めており、前週末時点で6日続伸し720まで上昇、7月21日以来の水準まで回復。これが足もとの株価を刺激している。また、ジャクソンホールのイエレンFRB議長講演を受け、為替相場では1ドル=102円台まで円安が進行、これもドル建て決済の海運セクターにとって追い風材料だ。

 さらに安倍首相がアフリカ開発会議で、官民を挙げてアフリカの成長支援に乗り出す構えをみせたことが海運株のビジネスチャンスにつながるとの思惑もある。郵船はケニアに合弁企業を設立し、東アフリカで完成車の物流事業を始めることがメディアを通じて伝わっており、今後の展開が注目される。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年08月29日 09時31分

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