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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (8月29日-9月2日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(8月22日-26日)】

 前週は8月22日(月)に「3勝7敗」、23日(火)には「7勝3敗」と正負の特異日が並び、相場への影響の判断を迷う分布状況となりました。実際の相場も膠着を強め、小幅ゾーンでのもみ合いが続きましたが、26日(金)には195円安と大幅に下落。均衡を破って下放れ、8月5日-8月8日に明けた「窓」を埋める展開となりました。この日はイエレンFRB議長によるジャクソンホールでの講演も予定されており、週末を迎えたタイミングで利益確定売りを急ぐ動きが顕在化したようです。

 また、26日は8月4日安値から一目均衡表の基本数値の26日目が到来していましたので、その影響もあったかもしれません。日経平均は週間では185円安と続落し、2週間の下げ幅は559円に達しました。

【今週(8月29日-9月2日)】

 今週は8月31日(水)が「3勝7敗」、9月1日(木)が「7勝3敗」と正負の特異日が前週同様に連なっており、その分布から相場への影響を読むことはやはり難しい状況です。ただ、9月1日には新月も巡ってきますので、前日の負の特異日と合わせてマイナスの影響が色濃く出る可能性があります。

 また、一目均衡表の変化日では、9月2日(金)に7月21日高値-8月12日高値の日柄の対等日が到来します。また、2日はマーケットにとって最重要スケジュールである米国雇用統計の発表も控えており、緊張感が高まるタイミングでもあります。

 これらを勘案すると、9月1日、2日と週末にかけての相場動向には十分に警戒して臨む必要があるといえそうです。

▲【 7敗以上 】
  8月22日(月) 〇3-●7
  8月31日(水) 〇3-●7

△【 7勝以上 】
  8月23日(火) 〇7-●3
  9月 1日(木) 〇7-●3

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

 【一目均衡表:変化日】
 8月22日(月) 4/8L-6/16L
 8月23日(火) 4/25H-6/24L
 8月24日(水) 9(8/12H)、42(6/24L)
 8月25日(木) 33(7/8L)
 8月26日(金) 26(8/4L)
 9月 2日(金) 7/21H-8/12H

※8月24日の「9(8/12H)」は8月12日高値(H)から一目均衡表の基本数値9日目の到来を示す。8月22日の「4/8L-6/16L」は4月8日安値(L)から6月16日安値(L)の日柄を6月16日から取った対等日を意味する。

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