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【市況】25日の香港市場概況:ハンセン0.03%高と小反発、決算好内容の中国蒙牛は12%高


25日の香港市場は小動き。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比6.09ポイント(0.03%)高の22826.87ポイントと小反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は6.88イント(0.07%)安の9500.21ポイントと5日続落した。売買代金は680億3900万香港ドル(24日は619億6100万香港ドル)。

全体として方向感を欠く展開。指数は前日の終値近辺で、小幅な値動きに終始した。上場企業の決算発表がピークを迎えるなか、業績動向を材料にした選別物色が続いている。

ハンセン指数の構成銘柄では、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が12.0%高と急伸。同社の中間業績は2割減益だったものの、増収率が予想を上回る6.6%に達したことが好感された。マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)は後場に上昇。昼に報告した中間業績の3割増益を好感し、2.1%上昇した(前引けは1.6%安)。時価総額上位の本土系金融株も強含み。引け後の中間決算報告を予定する中国建設銀行(939/HK)は1.4%高、中国人寿保険(2628/HK)は1.0%高で引けた。

一方、業績不振の銘柄群はさえない。香港不動産デベロッパー大手の信和置業(サイノランド:83/HK)が2.2%安と下落。通期の2割減益が嫌気された。

このほか業種別では、本土系不動産セクターが急落。広州富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が5.2%安、中国海外発展(688/HK)が2.5%安、華潤置地(1109/HK)が2.4%安と値を下げている。住宅価格の高騰を抑えるため、上海市政府が不動産引き締め策の実施を検討している??と報じられたことが売り材料視されている。広州富力地産については、中間期の利益倍増を手がかりに24日は7.5%高と急伸していた。


【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

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