市場ニュース

戻る
 

【材料】本日の注目個別銘柄:住友鉱、リクルート、図書印刷など

オハラ <日足> 「株探」多機能チャートより

<5218> オハラ 693 +78
連日の急伸。低温化で駆動する全固体リチウムイオン電池の試作に成功と前日に発表、引き続き買い材料視される展開になっている。電解液を用いたリチウムイオン電池との置き換えを期待、2019年の電池部材としての採用を目指すとしている。将来的には、電気自動車向けなどでの採用も目指すとしている。

<1951> 協和エクシオ 1535 +79
大幅続伸。大和証券では投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も1300円から1700円に引き上げているもよう。第1四半期決算は想定外のマイナス要因があったものの、ポジティブな決算であったと評価。また、受注高はNTTグループ向けが計画を大きく上回るペースであり、モバイル工事の業績貢献が再び高まる公算としている。

<5713> 住友鉱 1271 -65
大幅反落。本日は非鉄金属セクターが業種別下落率のトップになっている。非鉄市況の下落が嫌気される格好になっており、戻り売り圧力が強まっているようだ。金市況は前日比1.2%の下落、銅市況は同0.8%の下落となっている。資源関連株の中心銘柄として売り対象とされる形に。ほか、東邦亜鉛<5707>などの下げも目立つ。

<7552> ハピネット 1105 +89
大幅反発。前日には上半期業績予想の下方修正、並びに自己株式の取得実施を発表している。上半期営業利益は15億円の従来予想から8億円に下方修正しているが、第1四半期の大幅減益決算発表から、業績下振れ懸念は相当程度織り込まれていたと見られる。一方で、自社株買いは発行済み株式の4.41%に当たる100万株が上限。目先のアク抜け感台頭の中での需給期待の高まりを反映へ。

<6098> リクルート 3925 -210
大幅反落。取引先企業などの保有株売出を発表している。売出株数は発行済み株式数の10.8%に相当する6113万株、前日終値ベースでは2500億円超の規模になるもよう。一方で、850万株、300億円を上限とする自社株買いの実施も発表している。一株当たりの価値は向上するものの、目先の需給悪化懸念を意識した動きが先行する状況となっている。

<7913> 図書印刷 535 +42
買い優勢。リクルートHD株の売却を発表、ポジティブに捉えられているようだ。保有するリクルート株930万株のうち465万株を売却する。資産の効率化や財務体質の改善につながると評価される格好に。昨日のリクルートHDの終値をベースとすると、売却額は192億円程度になるとみられ、自己資本の30%程度の水準に。

<7965> 象印 1769 +99
大幅反発。前日には7月の民生用電気機器の7月国内出荷データが発表されている。ジャー炊飯器の出荷金額は前年同月比3%減にとどまっているもよう。6月の出荷金額の大幅減少を受けて、インバウンド需要の一巡が与える影響なども警戒されているが、こうした懸念が後退する内容となっている。同製品で大手の一角である同社にも過度な先行き懸念払拭の流れに。
《XH》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均