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【市況】米国株見通し:FRB議長講演見極めムードも需給良好

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2186.25(+1.00) (20:35現在)
ナスダック100先物 4820.00(+3.00) (20:35現在)

20:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。

23日の米株式市場は上昇。欧州株が全面高となったほか、7月新築住宅販売件数が予想を上回ったことが材料視されて買いが先行。その後も小売企業の好決算や原油相場の上昇も買い材料となった。ただし、ジャクソンホールで予定されているFRB議長の講演を見極めたいとする模様眺めムードも強く、引けにかけては上げ幅を縮めている。ダウ平均は17.88ドル高の18547.30、ナスダックは15.48ポイント高の5260.08。

グローベックスの米株先物は小動きに推移しており、NYダウで2ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場は売りが先行したが、その後は概ねプラス圏を回復している。ただし、ユーロストックが0.5%高、独DAXが0.4%程度と小幅な上昇で推移しており、方向感は掴みづらいであろう。

経済指標では、米国のFHFA住宅価格指数(6月)、中古住宅販売件数(7月)など住宅関連の指標の発表が予定されている。予想を上回ったとしても、大きなトレンドは出難い。基本はFRB議長の講演を見極めたいとするムードが強いが、9月5日のレイバーデーまでは本格的な資金流入は限られるとみられる。年内利上げについては、このところの相次ぐタカ派的な要人発言により、利上げ観測が高まっている。それでも、NYダウ、ナスダック、S&P500いずれも最高値圏で推移しており、需給は良好であろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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