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【市況】NY株式:ダウは23ドル安、利上げ時期に対する先行き不透明感強まる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

22日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は23.15ドル安の18529.42、ナスダックは6.23ポイント高の5244.60で取引を終了した。昨日、フィッシャーFRB副議長がインフレ目標の達成に楽観的な姿勢を示したほか、米経済の改善に言及したことで利上げ観測が拡大し売りが先行。原油安も嫌気されたものの、週後半に開催される金融・経済シンポジウムでのイエレン議長の講演内容を見極めたいとの思惑もあり、売り買いの交錯する展開となった。セクター別では、消費者・サービスや不動産が上昇する一方でエネルギーや運輸が下落した。

バイオ医薬品のメディベーション(MDVN)は医薬品のファイザー(PFE)による140億ドルの買収で合意し、大幅上昇。ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)は経済紙「バロンズ」に株価上昇を指摘する記事が掲載され、買われた。一方で、メディアのバイアコム(VIAB)はドーマンCEOの辞任が明らかとなり、下落。大手行のJPモルガン(JPM)は金融危機時に買収したワシントン・ミューチュアルをめぐる訴訟で和解し、6.45億ドルを受け取ることが報じられたものの、売られた。

インターネットラジオのパンドラ・メディア(P)は同社株を保有するアクティビスト(物言う投資家)のキース・マイスター氏が身売り推奨を行い、上昇した。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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