【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」　(8月10日記）

　日経平均株価は、戻り高値を前に値幅の伴った調整場面（1万6500円前後が下値の目安）へ入るか、本日、一気に戻り高値1万6938円へ接近する動きになるかのどちらかが考えられます。どちらになるかは、寄り付き後、上下どちらへ向かうかによってはっきりする公算です。

　寄り付き後、すぐに下げの流れを作るなら、本日はそのまま下げ幅を拡大する動きになることを考えておきます。

　本日の下げは、上昇の流れを止めるものではありませんが、円・ドル相場が一時的に100円の節目を試す動きになることに合わせた動きだと見ているので、目先的に下げの流れを継続する可能性があります。


情報提供：パワートレンド＝伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋　プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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