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【材料】テクノスジャパン---フィスコとFinTechで提携、クラウド型AI金融市況サービス研究開発

テクノスJ <日足> 「株探」多機能チャートより

テクノスジャパン<3666>の子会社であるテクノスデータサイエンス・エンジニアリング「TDSE」とフィスコ<3807>は、FinTech(フィンテック)分野においてクラウド型人工知能(AI)金融市況サービスの研究開発にむけて業務提携を発表した。

TDSEは各業界・業務毎に経験豊富なデータサイエンティストを多数保有しており、高度な解析スキルに強みを持つ。金融業界においてもビッグデータ解析によりマーケティング戦略立案やリスク管理に役立つサービスを提供し、それらノウハウを醸成した独自のAI(人工知能)製品「scorobo」を提供している。さらに、業界・業種別に使用できる「Omni-Scorobo」も発売しており、顧客層拡大を図る計画を進めている。

フィスコは、株式、為替のほか、商品、先物、オプションといった金融商品全般にわたり、投資家に資する経済情報、企業情報を配信している。今回の提携におけるビッグデータの収集、システム開発においては、フィスコグループでフィンテック分野に注力するシステム開発子会社SJI<2315>が参画する。

ICTの技術革新とともに、フィンテック市場は大きく成長、市場規模は右肩上がりに拡大して行くことが予想され、現在海外では1.5兆円、日本でも100億円規模、潜在市場は100兆円規模とも言われている。またフィンテックにより、従来型の多くの金融サービスが迅速、簡便なサービスにとって替わられる可能性がある。

3社では互いの強みを活かし、その一環としてクラウド型人工知能金融市況サービスにむけた研究、開発に着手。従来、株式の調査や売買システムはアナリストによる地道な作業、単一アルゴリズムによる柔軟性の乏しいシステムが主であった。この問題を打開すべく、アナリストの調査を飛躍的に増加させること、柔軟性の高いアルゴリズムに重点を置いて研究開発を進める。

成果物の販売ターゲットはフィスコの顧客である銀行、証券会社、機関投資家250社に加え、14万件の個人投資家会員となる。2017年初にもβ版の提供を開始する予定。

《SF》

 提供:フィスコ

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