【市況】明日の株式相場見通し=出尽くし感広がり買い手控え、75日線巡る攻防が正念場
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「前日の海外株式市場の軟調や、原油先物価格の大幅安がきっかけとなって、このところの株価指数先物主導の上昇相場の反動が出たかたちだ。きょうの終値が75日移動平均線(1万6392円41銭)をわずかに下回っており、チャート面では正念場に差しかかっている」との見方か出ていた。
2日の東京株式市場は、目先的な利益確定の売りに終始押される展開となった。日経平均株価は、大引けにかけて一段安で安値引けとなった。終値は前日比244円32銭安の1万6391円45銭と大幅反落した。
日程面では、安倍内閣改造・自民党役員人事、日銀金融政策決定会合(6月15~16日開催分)議事要旨、1日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米7月のADP雇用リポート、米7月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)