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【市況】NY株式:ダウは24ドル安、4-6月期GDPを嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

29日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は24.11ドル安の18432.24、ナスダックは7.15ポイント高の5162.13で取引を終了した。4-6月期GDP速報値は個人消費が伸びた一方で、企業の設備投資が減少し予想を大幅に下振れる内容となった。米景気への懸念から株式相場は寄付き後に小幅下落。ただ、追加利上げ観測が後退したほか、ハイテク大手に好決算が相次いでいることから下げ幅を縮小し小動きとなった。セクター別では、電気通信サービスや不動産が上昇する一方、商業・専門サービスや保険が下落。

検索大手のアルファベット(GOOGL)やネット小売りのアマゾン(AMZN)は決算内容が予想を上振れ上昇。製薬のアッヴィ(ABBV)や印刷機器大手ゼロックス(XRX)も決算内容が好感され堅調推移。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、来年に実施する2850人規模の人員削減策を発表し買われた。一方で、ハードディスクのウエスタン・デジタル(WDC)は7-9月期の利益見通しが予想を下振れ大幅下落となった。

4-6月期GDP速報値を受けて、サンフランシスコ連銀総裁は米経済の基本的な項目は良好とし、利上げに前向きな姿勢を示した。一方で、ダラス連銀総裁はGDPが改善するまで利上げは困難との見方を示すなど意見が別れている。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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