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【材料】任天堂、大株主の米投資ファンドが361万株を売却

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>が小動き。現在は前日終値2万1080円近辺で推移している。ただ、後場に入り一時、指数のプラス転換につられる形で上伸する場面があった。前場は2万440円まで下落する場面があるなど、27日決算発表後に反発無く売られ続けており、高値でのシコリ玉が相当な量になった。

 任天堂に関しては、5%ルール大量保有報告書で、米国籍の投資ファンドが任天堂株を売っていることがわかった。7月26日と28日に連続で大量保有報告書の変更を提出している。26日提出分は保有株比率18.46%→17.07%に減少、28日提出分は17.07%→15.91%に減少している。この動きはまだ継続して売りが出るのではないかと株価の上値を抑える要因になっている可能性がある。

 キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントは中長期投資を得意として日本株市場に歴史が長く、以前はどんどん値下がりしていく任天堂株を買い続け2015年10月には発行済み株数の18.46%(2615万963株)を保有する大株主になっていた。

 保有株数ピーク2615万963株から、最新資料では2253万8563株に減少している。ポケモンGOでの株価上昇局面で361万2400株を利益確定目的で売却したと推測される。
《MK》

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