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【材料】味の素が後場上げ幅を拡大、発行済み株数の2.03%に相当する自社株を消却

味の素 <日足> 「株探」多機能チャートより
 味の素<2802>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろ、消却前発行済み株数の2.03%に相当する1189万9300株の自社株を8月9日付で消却すると発表しており、需給面への好影響を期待した買いが入っている。

 同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高2629億1800万円(前年同期比9.9%減)、営業利益205億5100万円(同11.4%減)、純利益137億7600万円(同57.1%減)だった。為替の影響で海外調味料・加工食品が減収となったほか、動物栄養製品が大きく落ち込んだ。また、医薬事業の再編でEAファーマが連結子会社から持ち分法適用会社となったことも響いた。

 なお、17年3月期通期業績予想は、売上高1兆1860億円(前期比0.2%増)、営業利益910億円(同0.1%増)、純利益510億円(同19.6%減)の従来予想を据え置いている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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