【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は4日ぶり大幅反発、信越化1銘柄で約37円押し上げ

27日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり170銘柄、値下がり49銘柄、変わらず6銘柄となった。

日経平均は4日ぶり大幅反発。前日比227.15円高の16610.19円（出来高概算8億4000万株）で前場の取引を終えた。26日の米国株式市場は高安まちまちだったが、決算発表したアップルが時間外取引で大幅高となった。また、日銀が追加緩和案の検討作業に入ったとの報道や堅調な企業決算も材料視され、日経平均は143円高からスタートした。寄り付き後は為替相場が1ドル＝105円台まで円安に振れるとともに、日経平均は一時16642.60円（同259.56円高）まで上昇する場面があった。

値上がり寄与トップは信越化<4063>となり、1銘柄で日経平均を約37円押し上げた。前日に第1四半期決算と通期予想を発表しているが、ともに市場コンセンサスを上回る内容だった。日経平均構成銘柄の上昇率トップはミツミ<6767>で16.5％高、同2位はミネベア<6479>で15.4％高だった。ミツミは注目される「Pokemon GO Plus」の製造を担当するとの思惑が広がりストップ高を付け、同社と経営統合予定のミネベアも急伸した。

一方、値下がり寄与トップはKDDI<9433>、同2位は伊藤忠<8001>となった。伊藤忠は8.8％安で日経平均構成銘柄の下落率トップだった。グラウカス・リサーチ・グループが「強い売り推奨」とのレポートを公表している。グラウカス社は利益の水増しや資金の流用などで業績が本来の数字より大きく開示され、本来の価値から不当に高く評価されている銘柄を空売りすることで知られている。7月から日本株投資を開始しているもよう。


*11:30現在


日経平均株価　　16610.19(+227.15)

値上がり銘柄数　170(寄与度+248.85)
値下がり銘柄数　 49(寄与度-21.70)
変わらず銘柄数　　6

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4063> 信越化 7125 936 +36.71
<9983> ファーストリテ 33420 890 +34.91
<6988> 日東電 6823 344 +13.49
<6971> 京セラ 5057 102 +8.00
<6762> TDK 6250 170 +6.67
<6954> ファナック 17540 155 +6.08
<4503> アステラス薬 1722 30.5 +5.98
<9984> ソフトバンクG 5420 48 +5.65
<2502> アサヒ 3574 135 +5.30
<7203> トヨタ 5829 130 +5.10
<6479> ミネベア 906 121 +4.75
<4911> 資生堂 2965 104 +4.08
<4021> 日産化 3325 90 +3.53
<7267> ホンダ 2846 45 +3.53
<5108> ブリヂストン 3583 82 +3.22
<6767> ミツミ 566 80 +3.14
<9735> セコム 7852 80 +3.14
<5333> ガイシ 2285 77 +3.02
<4519> 中外薬 3960 75 +2.94
<4324> 電通 5070 70 +2.75

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 3196 -36 -8.47
<8001> 伊藤忠 1151.5 -110.5 -4.33
<1928> 積水ハウス 1739 -24.5 -0.96
<4151> 協和キリン 1899 -17 -0.67
<8058> 三菱商 1820 -16.5 -0.65
<2282> 日本ハム 2457 -12 -0.47
<7912> 大日印 1168 -12 -0.47
<9681> ドーム 916 -22 -0.43
<4452> 花王 5747 -11 -0.43
<2914> JT 4115 -9 -0.35
<2432> DeNA 2691 -28 -0.33
<8031> 三井物 1221 -6.5 -0.25
<8306> 三菱UFJ 489.3 -6.1 -0.24
<8354> ふくおか 363 -6 -0.24
<7752> リコー 884 -6 -0.24
<4568> 第一三共 2525 -5.5 -0.22
<8729> ソニーFH 1181 -26 -0.20
<9437> NTTドコモ 2786.5 -51 -0.20
<9432> NTT 4921 -25 -0.20
<9020> JR東日本 9530 -49 -0.19

《NH》

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