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【材料】本日の注目個別銘柄:ホシデン、メルコHD、東芝など

日立 <日足> 「株探」多機能チャートより

<6501> 日立製 466.7 -19.2
さえない。シティグループ証券では投資判断を「1」から「2」に格下げしているもよう。目標株価は740円から540円に引き下げ。中期計画の内容が失望的、黒字事業を連結から除外する事業売却は株価に対するリスク要因と考えている。また、鉄道事業と原子力発電所事業も英国のEU離脱のなかでリスクと捉えているもよう。なお、シティグループ証券ではリコーの投資判断も格下げしている。

<6804> ホシデン 839 +98
急反発。前日は任天堂の株価下落に連れ安したものの、本日は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げしており、押し目買いの動きが優勢になっている。目標株価も700円から1240円に引き上げているもよう。近日任天堂から発売予定のPokemon GO Plusに期待感を高めているようだ。今期営業利益は従来予想の12億円から42億円にまで上方修正。

<9984> ソフトバンクG 5372 +156
大幅反発。スプリントが前日に決算を発表、契約者数の伸びが市場予想を大きく上回ったことが好感されて、株価は27%超の上昇となっている。また、スプリントではキャッシュフローも来年度にはプラスに転じるとの見方を示しているようだ。前日にはガンホー株の売却に伴う損失計上が嫌気されて大幅な下落となっていたこともあり、見直しの動きが優勢になっている。

<7974> 任天堂 23590 +370
売り先行後は切り返す。引き続き、「Pokemon GO」の配信による業績への影響は限定的とする先週末のリリースから、直近の株価上昇は行きすぎであったとの見方が先行した。ただ、メリルリンチ日本証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も20200円から45500円に引き上げ。ポケモンGo+や今後投入が期待されるアプリゲームの利益貢献が十分織り込まれていないと判断。

メガバンク揃って軟調な動き。全体相場との連動性が高く、日経平均が250円超の下落となっていることが逆風となっている。また、欧州金融株の下落なども警戒される形に。さらに、日銀金融政策決定会合が接近する中、今回は追加緩和策の実施観測が強く、マイナス金利の拡充策などに対する警戒感も強まってきていると見られる。

<6676> メルコHD 2680 +250
上昇率2位。前日に発表した好決算、並びに自社株買いが好感されている。第1四半期営業利益は13億円で前年同期比13%増益、通期では20%減益予想であり、順調なスタートと捉えられているもようだ。また、発行済み株式数の15.61%に当たる300万株の自社株買いも発表、水準の大きさや先に自社株買いを完了したばかりであることなどから、評価が高まる状況となっている。

<6502> 東芝 268.9 -27.6
大幅続落。米WHがCB&Iから提訴と前日に伝わっており、引き続き警戒材料視されていると見られる。UBS証券では、どちらの主張が正しいかは不透明であるが、仮に、東芝決算がこの問題となっている20億ドルの取得を前提に公表されており、敗訴となった場合は、減損処理が新たに必要となるため、3月末の株主資本3289億円は心許ないと指摘。投資判断「セル」、目標株価165円を継続へ。

<4185> JSR 1398 -136
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は56.4億円で前年同期比23.9%減益、通期の増益予想に対して低調なスタートになる格好へ。市場予想は20億円程度下振れたと見られる。石化事業が想定以上に伸び悩んだもようだ。発行済み株式数の1.4%に相当する自社株買いを発表しているが、下支えにはつながっていない。
《XH》

 提供:フィスコ

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