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【市況】明日の株式相場見通し=戻り売りスタンスに傾く、買い手掛かり材料難続く

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(26日)の東京株式市場は、引き続き買い手掛かり材料に乏しいなか、小口の売りで値を消す銘柄が目立つ展開となりそうだ。日経平均株価は、前週までの2週間で急ピッチな上昇をみせていることから、その反動もあり投資家は戻り売りスタンスに傾きがちだ。

 市場関係者は「28~29日に予定される日銀の金融政策決定会合までは、見送りムードが支配しそうだ。日経平均株価の1万6500~1万7000円の価格帯は、過去の累積売買代金が膨らんでいるゾーンで、戻り待ちの売りが想定される」との見方が出ていた。

 25日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は一時、前週末比151円高まで上昇する場面があった。しかし、買い一巡後は徐々に伸び悩む展開となり、小幅ながらマイナス圏で引けた。日経平均株価終値は、前週末比6円96銭安の1万6620円29銭と小幅続落。

 日程面では、6月の企業向けサービス価格指数に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC、~27日)、米7月の消費者信頼感指数、米6月の新築一戸建て住宅販売が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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