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【材料】自動車セクター、国内大手証券は引き続き米国でのシェアアップが期待される富士重、日産自や、いすゞに注目

マツダ <日足> 「株探」多機能チャートより
 SMBC日興証券がリリースした自動車セクターのリポートでは、当面は、大きくスウィングした為替変動(マツダ<7261>といすゞ自動車<7202>の17年3月期計画は1ドル=110円前提)や、株式市場は過去最高値を更新した米国の自動車市場見通し(業界コンセンサスは1750万台前後)の変化等が焦点となると指摘。自動車の次世代化に対して、国内の燃費測定法令違反問題や米国における「自動運転車」の死亡事故など、ネガティブなニュースフローが相次いだものの、コマーシャル効果優先ではなく、真の目的である「持続可能な社会の実現」に向けた着実な取り組みへの再評価にも注目したいと解説。

 17年3月期第1四半期は同証券カバレッジ銘柄合計(12月決算のヤマハ発動機<7272>並びに7月末上場廃止予定のダイハツ工業<7262>を除く)の営業利益で前年同期比27%減を予想。引き続き、米国でのシェアアップが期待される富士重工業<7270>、日産自動車<7201>、アジアのボトムアウトを享受できるいすゞに注目する一方、ホンダ<7267>やマツダ等のモメンタムの変化も見定めたいとの見解を示し、業種格付けは「中立」を継続している。
《MK》

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