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【材料】コスモス薬品、国内大手証券は九州の自社競合が緩和している可能性があると解説

コスモス薬品 <日足> 「株探」多機能チャートより
 コスモス薬品<3349>が小幅に続伸。プラス圏に浮上し、今日の高値圏で前場の取引を終えている。11日引け後に16年5月期の連結決算と17年5月期の連結業績見通しを発表した。

 16年5月期の売上高は前の期比9.5%増の4472億7300万円、営業利益は同9.2%増の186億4800万円となった。17年5月期の売上高は前期比9.6%増の4900億円、営業利益は同0.3%増の187億円の見通し。

 SMBC日興証券のリポートでは、前期営業利益は同証券予想や市場コンセンサスに沿った内容でサプライズはないものの、同時発表の6月月次はややポジティブな印象と指摘。既存店売上は前年同月比3.3%増と、特殊要因を除けば13年6月以来の高い伸びとなったと説明。同業他社の伸びが鈍化するなかで同社は徐々に伸びが強まっており、九州の自社競合が緩和している可能性があると解説。

 株価は既に割高な水準とみるが、月次回復を背景に株価は堅調に推移する可能性があるとみて、投資評価「2」(中立)、目標株価1万8800円を継続している。
《MK》

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