【材料】MRJ関連株が動意、欧州で初受注果たし再脚光
三菱重 <日足> 「株探」多機能チャートより
MRJは、燃費性能の高さや低騒音に加え、客室空間の快適性などが大きなセールスポイントとなっており、従来機との差別化を推進している。三菱航空機は、これまで契約が実現していなかった欧州での需要開拓に注力する構えをみせていたが、今回その成果が出たかたち。リージョナルジェット機市場全体を俯瞰した場合、世界ベースで2035年前後には就航機数5000機を超えてくるという試算があり、今後にも期待がかかる。
関連銘柄としては、三菱重を筆頭に、炭素繊維複合材の世界トップメーカーである東レ<3402>、フライト・コントロール装置で国内市場を独占するナブテスコ<6268>、歯車などの回転を直動化するラック・アンド・ピニオンでは島津製作所<7701>、ランディングシステムの住友精密工業<6355>などが注目され、いずれも買いを集めている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)