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【材料】ニトリHDが年初来高値、第1四半期の好決算受けアナリストサイドから好評価相次ぐ

ニトリHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 ニトリホールディングス<9843>が4日ぶりに急反発し年初来高値を更新。6月30日引け後に発表した17年2月期第1四半期(2月21日~5月20日)の連結決算は、売上高が1370億3300万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は272億5600万円(同30.9%増)となり、好業績を好感した買いで値を飛ばしている。

 同社の好決算を受け、アナリストサイドからポジティブなリポートが相次いでいる。野村証券は、円高や消費増税延期など環境好転の恩恵も大きく、業績予想を引き上げるとのリポートをリリース。特に18年2月期は営業利益1000億円越えへ増益加速が見込まれると解説。大型・安定・成長株として、バリュエーション指標にもさらなる上昇余地があるとみて、レーティング「バイ」を継続。目標株価は1万2500円から1万5000円へ引き上げている。

 また、SMBC日興証券は同社の第1四半期営業利益についてポジティブとしたうえで、商品入れ替え効果により第1四半期で確認された粗利率改善、6月月次の好調、18年2月期以降の為替前提見直しにより業績予想を増額し、目標株価を1万3000円から1万5000円へ引き上げ。投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。

 このほか、ゴールドマン・サックス証券が目標株価を1万4500円から1万5000円へ引き上げ、モルガン・スタンレーMUFG証券はレーティングを「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」へ格上げし、目標株価は1万1200円から1万4500円へ引き上げたことが確認されている。
《MK》

株探ニュース



最終更新日:2016年07月01日 19時01分

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