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【材料】タカラバイオが4連騰、有配の創薬ベンチャーとして見直し機運

タカラバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより
 タカラバイオ<4974>が4連騰。前週末のブレグジット・ショックで大陰線を引いたが、その後は切り返し急、25日移動平均線とのマイナスカイ離を解消してきた。遺伝子研究用試薬などを手掛けるほか理化学機器販売にも展開。iPS細胞を使った再生医療やゲノム編集分野にも積極的に踏み込む。東証1部上場で新興市場のバイオ関連人気とは一線を画するが、安定した業績を確保し有配の創薬ベンチャーとして注目度が高い。

 同社が18年度に国内上市を目指す「HF10」はがん細胞だけを感染させて攻撃する腫瘍溶解ウイルスで臨床結果も良好。5月13日には米国で研究用試薬・装置の製造販売会社の買収を発表するなどM&Aを駆使して業容拡大を続ける。京都大学iPS細胞研究所との連携も厚い。今月に入り、再生医療での使用に適した安全性の高いiPS細胞用培地を全世界で販売開始していることも注目を集めている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年06月30日 14時17分

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