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【材料】大成建が新値街道、政策期待追い風に建設株人気の先陣切る

大成建 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大成建設<1801>が4日続伸で一時20円高の858円まで買われ、連日の年初来高値更新と気を吐いている。英国のEU離脱決定に伴う波乱も相対的に影響を受けにくい内需株に注目が集まっており、とりわけ補正予算など財政出動による公共投資拡大の思惑を追い風に建設株が物色人気を集めている。

 同社は大手ゼネコンのなかでも、都市再開発での受注実績に加え、リニア中央新幹線関連では昨年、南アルプストンネル工事をJVでいち早く受注するなど株価の評価材料が多い。目先は5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現するなどテクニカル面でも上値指向の強さを示唆している。市場では「英国EU離脱の問題があったことで、秋と言われる補正予算も大方がイメージするより早い段階で大規模なものが打ち出される可能性がある。同社株については株主還元姿勢の高さも評価され、29日付でみずほ証券が目標株価を1000円に引き上げたことも買いの手掛かりとなっている」(準大手証券)としていた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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