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【材料】SHOEI---第2四半期累計決算は通期計画の達成に向けて順調な着地、配当政策にも魅力

SHOEI <日足> 「株探」多機能チャートより

SHOEI<7839>はプレミアムヘルメット専業メーカー。主力の二輪車用のほか、防衛省や警察向けに航空機用や戦車用、白バイ用などのヘルメットも手掛ける。プレミアムヘルメット市場における世界シェアは50%以上でトップ。安全性の高さは海外でも認められており、全体の売上高の約8割が海外である。無借金経営で財務の健全性が高いのも特色。

2016年9月期は売上高が前期比1.2%増の144.20億円、営業利益が同22.1%減の25.00億円を計画。販売数量の増加から増収を見込む一方、今後の競争力強化に向けた積極投資による減価償却費の増加などから、営業利益は減益になると見込んでいる。4月27日に発表した第2四半期累計決算は売上高が前年同期比2.3%減の63.86億円、営業利益が同6.7%減の14.87億円で着地。概ね会社計画に沿った着地で、通期の会社計画達成に向けて順調な業積の進捗が確認できた。

同社は、総資産の圧縮と利益率の維持向上で株主価値の上昇を図るとともに、株主還元も経営の重要課題として位置付けている。株主還元では連結配当性向50%をメドに配当を行う方針。2016年9月期は減益見通しのため、1株当たり年間配当金は62円と前期から10円減配の予定だが、6月27日終値(1508円)で計算した予想配当利回りは4.11%もある。東証1部全銘柄の平均配当予想利回り2.01%程度(6月27日現在)と比べ魅力のある水準と言える。

《TN》

 提供:フィスコ

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