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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アキュセラ、Vテク、エスエムエス、スタートトゥ

アキュセラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アキュセラ・インク <4589>  2,308円  +398 円 (+20.8%)  11:30現在
  アキュセラ<4589>が大幅に4日続伸。SBIグループが24日も大量保有の変更報告書を提出。同グループのアキュセラ株の保有比率が31.15%から32.36%に上昇したことが判明した。SBIインキュベーションが市場で同社株を買い増した。SBIグループは、先週は21日を除き連日の変更報告書を提出するなど、市場での取得を進めており今後の展開が注目されている。

■ブイ・テクノロジー <7717>  10,890円  +1,500 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 ブイ・テクノロジー<7717>がストップ高。前週末24日の取引終了後、19年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表。最終年度に連結売上高900億円(16年3月期391億5300万円)、営業利益140億円(同25億7800万円)を見込んでおり、意欲的な中計との見方から買いが集中しているようだ。今回策定した中計では、FPD事業の収益基盤の深耕・拡大と新事業立ち上げへの挑戦を基本方針としており、新製品による新しい市場(有機EL)の開拓や、アフターサービス事業の深耕・拡大を図る一方、FPD事業周辺への展開やバイオ・メディカル分野への展開などを進める。また、配当性向の目標を従来の「10%以上」から「20%以上」に17年3月期から変更するとしている。

■エス・エム・エス <2175>  2,238円  +230 円 (+11.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 エス・エム・エス<2175>が大幅高で5日ぶりに反発。この日寄り前に、運営する地域医療介護連携支援システム「エイル」が、富士通<6702>の地域医療ネットワークシステム「HumanBridge EHR ソリューション」と接続・連携し、長野県下伊那郡阿南町における地域包括ケアの情報共有インフラとして拡張利用を開始されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社の「エイル」は在宅医療・介護の現場で、職種や事業所の垣根を越えた連携を支援するシステム。今回の連携により、従来、特に連携の難しかった「病院医療」と「在宅医療・介護」の間のシステムによる情報共有が可能になったとしており、たとえば急性期病院の医師・看護師は、「エイル」からの出力情報により、患者の在宅での様子を把握することができ、外来受診時や救急・入院時の対応をより適切に行うことができるようになるとしている。

■新日本建設 <1879>  625円  +56 円 (+9.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 24日、新日本建設 <1879> が17年3月期の連結最終利益を従来予想の68億円→111億円に63.2%上方修正。従来の9.4%減益予想から一転して47.9%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。見積り計上していた法人税等の修正申告をしたことに伴い、未払法人税等39.5億円と流動負債のその他3.7億円をそれぞれ取り崩すことが最終利益を押し上げる。

■大陽日酸 <4091>  872円  +75 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 24日、大陽日酸 <4091> が米子会社のMTGを通じて、産業・工業用ガス大手Air Liquide社から米国での産業ガス事業の一部と関連資産を買収すると発表したことが買い材料。同社は米東部や中西部の空気分離装置18基を含むセパレート事業や液化炭酸ガスプラント4基を含む炭酸ガス事業のほか、パッケージガス事業、亜酸化窒素事業を買収する。買収による増収効果は年間2億6300万ドルを見込んでいる。発表を受けて、世界最大の産業ガス市場である米国での事業拡大による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■日新電機 <6641>  1,593円  +122 円 (+8.3%)  11:30現在
 日新電機<6641>が急反発、前週末の波乱相場の影響による下げを帳消しにする上げ足をみせている。時価は24年ぶりの高値で実質的に青空圏を舞う展開。米アップルは来年に発売を予定するiPhoneで全面的に有機ELパネルを使う方針にあり、既に部材を手掛けるサプライヤーには通知している状況で、関連業界の設備投資の動きが加速している。そのなか、有機ELディスプレーを駆動する回路には液晶パネルと同様に同社の手掛けるイオンドーピング装置の需要が見込まれることで、収益機会の拡大に対する期待が膨らんでいる。電力機器事業も国内外で好調を極め、17年3月期営業利益は前期比21%増の150億円見通しと大幅に過去最高を更新する見通し。

■キユーピー <2809>  3,355円  +210 円 (+6.7%)  11:30現在
 24日、キユーピー <2809> が16年11月期の連結経常利益を従来予想の291億円→301億円に3.4%上方修正。増益率が6.9%増→10.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。原料である鶏卵の相場低迷に加え、利益率の高い製品の販売増加などが寄与し、採算が改善する。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→32円(前期は29円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■スタートトゥデイ <3092>  5,440円  +330 円 (+6.5%)  11:30現在
 スタートトゥデイ<3092>が反発。同社は24日、ニュージーランドを拠点にソフトストレッチセンサーなどの開発・製造を行うStretchSense社に対して出資したことを発表した。StretchSense社は、静電容量を用いた伸縮型ソフトセンサーの開発および製造をニュージーランド国内外28カ国の企業に対して受託する技術会社。スタートトゥデイはStretchSense社への資金提供のみならず、ファッション事業分野における技術革新の開発パートナーとして連携を積極的に図っていく。

■前田建設工業 <1824>  728円  +41 円 (+6.0%)  11:30現在
 前田建設工業<1824>が4日ぶりに急反発している。同社は24日、愛知県道路公社が進めている「愛知県有料道路運営等事業」で前田建設を代表とするグループが優先交渉権を獲得したと発表。これが材料視されているようだ。「愛知県有料道路運営等事業」は、県内の有料道路8路線の運営権を民間に売却するもの。今後のスケジュールとしては、7月頃に基本協定の締結および運営権の設定・公表、8月頃に実施契約の締結・公表、10月頃に事業を開始する予定だとしている。

■ウェルネット <2428>  3,840円  +215 円 (+5.9%)  11:30現在
 24日、ウェルネット <2428> が16年6月期の期末一括配当を従来計画の66円→80円(前期は50円)に増額修正したことが買い材料視された。業績好調による普通配当8円に加え、利益還元100%の方針に沿い特別配当6円を上積みする。今期の経常利益は前期比26.3%増の19.2億円に伸び、4期連続で最高益を更新する見通し。前日終値ベースの期末配当利回りが2.21%に上昇し、配当権利付き最終日である27日に配当取りを狙う買いが向かった。

■西松建設 <1820>  446円  +24 円 (+5.7%)  11:30現在
 西松建設<1820>がカイ気配からスタート。前週末比17円高の439円で寄り付きその後も株価もしっかりと推移。国内大手証券がレーティングを新規「2」(アウトパフォーム)に設定した事も買い手掛かり材料となったもよう。大和証券は英国EU離脱後の銘柄戦略として建設株への投資を取り上げている。西松建はトンネル、ダム、高速道路の工事などで大きな受注機会がありアナリストは業績見通しを好調とみているようだ。リポートではレーティング新規「2」(アウトパフォーム)、目標株価を580円に設定。リニア中央新幹線のトンネル工事もあり関連銘柄として話題に挙がることの多い同社について同証券では、「受注高の増加と売上総利益率の改善を背景に、18年3月期まで6期連続の営業増益を予想する」としている。

■しまむら <8227>  14,500円  +760 円 (+5.5%)  11:30現在
 しまむら<8227>が急反騰、前週末の全般波乱安の局面でも下げは小幅にとどまり、内需消費関連の勝ち組として相対的な強さをいかんなく発揮していたが、きょうは一時860円高の1万4600円まで急速な切り返しをみせた。同社は低価格帯の商品を積極展開し、全国で積極的な出店攻勢をかけ消費者ニーズをとらえている。スポーツウエアなどが牽引するかたちで、足もとの月次売上高も好調に推移するなか、きょう17年2月期第1四半期決算発表を控えており、好業績を先取りするかたちでリバウンド狙いの買いを集めている。

■ハウス食品グループ本社 <2810>  2,281円  +118 円 (+5.5%)  11:30現在
 24日、ハウス食品グループ本社 <2810> が17年3月期の連結最終利益を従来予想の53億円→69億円に30.2%上方修正。減益率が76.6%減→69.5%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。6月30日付で子会社化するギャバン <2817> [JQ]の業績上積みに加え、同社株式の追加取得によるのれんや段階取得に係る差益などの発生が最終利益を押し上げる。

■ヤマダ電機 <9831>  538円  +27 円 (+5.3%)  11:30現在
 ヤマダ電機<9831>が反発。ゴールドマン・サックス証券では、白物強化による品揃え改革や競争環境の緩和により、成熟した家電業界でも粗利率の改善傾向は続くと指摘。月次の開示がなくなったことや在庫増加などからの株価調整は行き過ぎと考え、レーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を590円から620円に引き上げている。

■コーテクHD <3635>  1,778円  +82 円 (+4.8%)  11:30現在
 コーエーテクモホールディングス<3635>が高い。同社は24日、グループのコーエーテクモゲームスが配信している海洋冒険シミュレーションゲーム「大航海時代V」で、日本や中国、台湾、韓国での登録者数が300万人を突破したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。

●ストップ高銘柄
 ウインテスト <6721>  244円  +50 円 (+25.8%) ストップ高   11:30現在
 ソフトフロント <2321>  618円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 平田機工 <6258>  6,580円  +1,000 円 (+17.9%) ストップ高   11:30現在
 Eストアー <4304>  1,026円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 メドレックス <4586>  1,090円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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