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【市況】個別銘柄戦略:リスク回避で内需系にシフト、自動車や金融は手掛けづらいか

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

まずは市場の落ち着きを見極め、目先底を探る展開になろう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の15120円と、一先ず15000円はキープしている。週末には先進七カ国(G7)財務相・中央銀行総裁による電話会議が開かれ、「国民投票の結果を受けた市場動向を注視する」との共同声明を発表。また、政府・日銀は午前8時から緊急会合を開き、英国のEU離脱を巡り対応を協議する。政策期待も高まりやすく、一気に混乱解消は期待しづらいだろうが、押し目拾いのタイミングを見極める展開になりそうだ。

英国には自動車や金融を中心に多くの日本企業が進出しているが、英国とEU諸国との間で関税などの見直しも予想されるほか、法律や規制内容が大きく変わるため業績への懸念が高まりやすいだろう。日立<6501>、トヨタ<7203>、日産自<7201>、ホンダ<7267>などは自律反発を意識しつつも、積極的には手掛けづらい。そのため、リスク回避の流れからも内需系にシフトしやすい需給状況になりそうである。本日決算を控えているハイデ日高<7611>、しまむら<8227>辺りに関心。

《WA》

 提供:フィスコ

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