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【材料】アマガサ---今期は増収減益を計画、第1四半期は苦戦も今後の復調に期待

アマガサ <日足> 「株探」多機能チャートより

アマガサ<3070>は10代~20代前半の女性向けカジュアルノンレザー婦人靴ブランド「JELLY BEANS(ジェリービーンズ)」が主力。靴専門店や百貨店、アパレル顧客などを対象とする卸売販売が主力だが、自社オンラインショップや直営小売店舗での販売も行っている。

2017年1月期は売上高が前期比5.1%増の76.38億円、営業利益が同8.3%減の1.70億円、当期純利益が同42.9%増の0.67億円を見込む。直営店の増加などで増収を見込むものの、EC事業の強化や越境ECの準備などに伴う費用が増加し、増収ながら減益になる見通しだ。

6月3日に発表した第1四半期決算は売上高が前年同期比9.0%減の16.90億円、営業利益が0.29億円の赤字(前年同期は0.53億円の黒字)、四半期純利益が0.25億円の赤字(同0.09億円の赤字)と苦戦。直近5月の月次売上高も前年同月比17.2%減の5.54億円と振るわなかった。足もとは苦戦気味だが、高付加価値商材の投入や適正価格の維持に取り組んでいるほか、EC事業の強化や海外販路の開拓にも注力しており、第2四半期以降に復調に向かうことを期待したい。

同社は今年3月、毎年見直すローリング形式の3カ年中期経営計画を発表。収益の向上を図るため、今後は、1)商品力の強化、2)新規取引先の開拓および既存顧客の深耕、3)品質管理の強化、4)高付加価値商材の積極投入、5)人材の強化・育成、などに力を注いでいく考えである。

《TN》

 提供:フィスコ

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