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【材料】田中化研が続急騰、EV市場拡大で活躍余地

田中化研 <日足> 「株探」多機能チャートより
 田中化学研究所<4080>が続急騰、一時前日比122円高の910円まで買われる場面があった。その後は伸び悩んでいるものの足の速さは折り紙付きで、投機性の強い資金が継続的に流入している。

 電気自動車(EV)は欧州や中国で市場拡大が加速する動きにある。直近では、日産自動車が価格を現行モデルより3割程度抑えた低価格のEVを中国で近々に発売する見通しと伝わったことで、EV向リチウムイオン電池などを手掛ける銘柄に再び注目が集まっている。そのなか、同社はリチウムイオン電池向け正極材料を手掛けるが、筆頭株主は15%弱の株式を保有する住友化学<4005>。住友化のリチウムイオン電池用セパレータはパナソニック製2次電池を通じて、主に米テスラ・モーターズの車両に搭載されるなどその実力は証明済み。田中化研はこの住友化と次世代正極材の共同開発などで、今後の展開力に市場の注目が集まっている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年06月21日 13時30分

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