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【材料】ホットランド---第1四半期は減益も通期では2桁増益を計画、株主優待制度の拡充も発表

ホットランド <日足> 「株探」多機能チャートより

ホットランド<3196>はたこ焼きチェーン「築地銀だこ」を展開。「築地銀だこ」のほか、アイスクリームの「COLD STONE CREAMERY(コールド・ストーン・クリーマリー)」やたい焼きの「薄皮たい焼 銀のあん」、居酒屋「やきとりのほっと屋」なども運営している。昨年末の国内店舗数は606店舗(直営223店舗、業務委託220店舗、FC163店舗)。アジアへの進出にも積極的で海外にも昨年末時点で63店舗を展開している。

2016年12月期は売上高が前期比11.2%増の344.00億円、営業利益が同14.9%増の17.50億円を計画。国内では「築地銀だこ」や「銀だこハイボール酒場」を主軸に立地開発を推進。主原料であるタコの調達先分散化で調達価格の低減も進め、売上高、利益率の向上を図る。また、海外事業は直営店の展開と現地パートナーとの展開の両方を視野に入れて拡大を目指す。5月12日に発表した第1四半期決算は売上高が前年同期比5.9%増の81.59億円、営業利益が同21.9%減の4.52億円で着地。新業態や海外事業の立ち上げ費用などで減益になったものの、通期計画に対する営業利益の進捗率は25.8%となっており、通期計画に変更はない。なお、5月23日には株主優待制度の拡充を発表した。

同社は既存店の前年比売上高100%超と、前年比売上高10%以上の増加を毎年達成することをKPI(重要業積評価指標)としている。達成に向けては、好調な「築地銀だこ」の事業モデルを各ブランドに移植するとともに、営業や管理の効率化などでグループ内シナジーも追及していく方針だ。また、国内外問わず新ブランドや新業態の開発にも積極的に取り組む方針で、今年1月には有名パティシエと合弁会社を設立。海外の拡大に向けては今年2月、現地パートナーと組んでマレーシアに合弁会社を設立した。

《TN》

 提供:フィスコ

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