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【材料】ヤマハ発が反発、欧州大手証券は会社計画に対し計200億円程度の収益補完は可能との見解

ヤマハ発 <日足> 「株探」多機能チャートより
 ヤマハ発動機<7272>が6営業日ぶりに反発。円高基調が続いているものの、きょうは完成車メーカーが軒並み高となっていることが追い風となっている面もあり、ヤマハ発にも自律反発狙いの買いや、値ごろ感からの買いも入っているようだ。

 クレディ・スイス証券は、同社の二輪事業は依然、通期グローバル販売台数が会社計画を下回るとの見方は変わらずとのリポートをリリース。マリン事業は第1四半期同様、前年同水準の販売が続くとみるほか、特機事業のROVの足もとの販売進捗がやや遅れている点や新型ピュアスポーツROVであるYXZ1000Rの販売が伸び悩んでいる点を指摘し、通期でも下振れる可能性があろうと解説。

 それでも、感応度が高い為替変動による業績の振れ幅は大きいものの、会社計画に対し、価格調整効果、コストダウン/原材料安効果の上積み、成長戦略費用の抑制などで、計200億円程度の収益補完は可能との見解を示している。投資評価は「ニュートラル」を継続、目標株価は2050円から1900円へ引き下げている。
《MK》

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