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【材料】本日の注目個別銘柄:ニコン、アプラス、しまむらなど

くら <日足> 「株探」多機能チャートより

<2695> くらコーポ 6040 +2105
日続伸。前日にはいちよし証券のフェアバリュー引き上げが観測されているが、引き続きディフェンシブ性の高さなども妙味に、水準訂正の動きを継続させる形になっている。いちよし証券ではフェアバリューを6300円から7000円に引き上げ。魚介類の市況の落ち着き、「ラーメン」「カレー」などサイドメニューの順調な売上推移から業績予想を上方修正、今10月期営業利益は会社計画60.8億円に対して75億円を予想。

<2193> クックパッド 1335 -114
大幅続落で2月5日以来の年初来安値を更新している。新経営体制に伴う高成長への期待値低下などを背景に、バリュエーション調整の動きが継続する格好になっている。本日は特に新規の悪材料が観測されていないものの、マザーズ指数の急落などを受けて、内需系の中小型成長株が総じて売り優勢の展開になっている流れが波及へ。

<7731> ニコン 1425 -20
売り先行。JPモルガン証券(JPM)では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしている。今後17、18年度業績を織り込み始める時期に向かうにつれ、FPD事業のアップサイドと同様にSPE事業のダウンサイドも織り込まざるを得ないと予想しているもよう。JPMでは、SPE事業の構造改革が必要な時期に来たと指摘している。

<8589> アプラス 99 +3
賑わう。オンライン決済「アプラスペイメントサービス」である「e-ゲート」の提供を開始したと発表している。「e-ゲート」はソフトバンク・ペイメント・サービスが提供する「オンライン決済ASP」と同社の決済ソリューションを融合したものであり、導入企業は同社の多彩な決済手段も総合的にワンストップで利用することが可能になる。フィンテック分野の拡充に伴う業容拡大を期待する動きが先行へ。

<6916> IOデータ 647 +40
大幅反発で年初来高値を一気に更新している。前日に業績予想の修正を発表、今6月期営業利益は従来予想の8億円から11億円に上方修正、期末配当金も10円から15円に引き上げている。液晶ディスプレイや光ディスクメディアを中心に販売が好調に推移しているほか、円高が原価率の低下にもつながる形となっているようだ。

<8227> しまむら 14160 +280
買い先行。3-5月期営業利益は110億円前後、前年同期比3割増になったもようとの観測報道が伝わっている。春夏商品の販売好調で既存店売上高が上伸、値引き販売の減少などで収益性も上昇したもよう。市場コンセンサス比ではやや上振れ、サプライズは限定的であるが、円高進行などで企業収益の先行き懸念が全般強まる中、買い安心感は強まりやすいようだ。

<4217> 日立化成 1921 -34
続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価は2160円から2100円に引き下げ。好調な株価パフォーマンスと強気な会社計画を併せると、当面の好材料は相当程度織り込まれたと判断しているようだ。会社側の業績計画は、下期に外部環境の大きな好転を想定しているように感じられ、ハードルは高いと考えているもよう。

<6758> ソニー 2941 +11
円高ユーロ安の進行懸念が残る状況下だが、底堅い動きとなっている。本日からE3ゲームショウが開催され、期待感などが先行しているとみられる。また、メリルリンチ日本証券では目標株価を4400円から4500円に引き上げ、ハイ/プレミアム市場のデュアルカメラでは同社製のCMOSイメージセンサが100%用いられると想定しているようだ。

《XH》

 提供:フィスコ

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