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【市況】東京株式(前引け)=続落、世界株安の連鎖再び

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 14日前引けの日経平均株価は前日比202円29銭安の1万5818円89銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は9億6277万株、売買代金概算は9442億2000万円。値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は1734、変わらずは76銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、寄り付きは売り買いを交錯させたが、その後はリスクオフの流れが強まり、売り優勢の構図が鮮明となった。英国のEU離脱懸念が取り沙汰されるなか前日の欧州株市場が下値模索の展開を強め、米国株も下落基調を強いられている。世界株安の連鎖が東京市場にも及ぶかたちで、業種を問わず広範囲に売り込まれている。日経平均株価は一時250円近い下げで1万5800円台を割り込む場面もあった。先物連動の指数売買に振り回されるなか、実需で参戦する市場参加者も少なく、前場の売買代金は1兆円を下回っている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が安く、小野薬品工業<4528>、ペプチドリーム<4587>も下落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売られた。ネクシィーズグループ<4346>、サイバネットシステム<4312>が大幅安、日本エンタープライズ<4829>の下げも目立つ。芦森工業<3526>も利益確定の売りに急反落。半面、ソニー<6758>、新日鉄住金<5401>が底堅い。アイ・オー・データ機器<6916>、くらコーポレーション<2695>が値を飛ばし、しまむら<8227>も堅調。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年06月14日 13時00分

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