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【市況】消費増税再延期の市場判断を見極め/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 17,137.60 (-97.38 )
TOPIX  : 1,373.72 (-6.08 )

[後場の投資戦略]

 日経平均は17000円を上回っての推移が続いており、底堅さが意識される。調整ながらも、価格帯別出来高で商いが膨れていた水準が支持線に変わっており、センチメントは明るいだろう。

 後場も同水準での推移が続きそうだが、安倍首相は、来年4月の消費税率の引き上げを再延期する方針を表明する。消費増税の延期によって税収が伸びず、財政健全化が進まない可能性から日本国債の格下げリスク等が警戒されてくる可能性はある。しかし、格下げリスクを織り込み、増税再延期を評価してくる可能性は十分ある。底堅い状況が続くと、大引けにかけてショートカバーを挟んでのリバウンドが強まる展開も意識されよう。

 物色の流れとしては、引き続きLINE関連のほか、消費増税再延期と米利上げへの思惑から株高・円安傾向に振れやすく、相対的に出遅れている輸出関連や資源関連などに注目。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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