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【市況】NY株式:ダウは44ドル高、米景気への楽観的な見方広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は44.93ドル高の17873.22、ナスダックは31.74ポイント高の4933.50で取引を終了した。1-3月期GDP改定値が速報値から上方修正されたことが好感され、買いが先行。連休を控えて閑散取引となるなか、イエレンFRB議長が米景気に楽観的な見方を示し、数か月以内の追加利上げを示唆する発言を行ったことから、一時上げ幅を縮小したものの、引けにかけて再び上昇する展開となった。セクター別では食品・生活必需品小売を除いて全面高となり、メディアや保険の上昇が目立った。

製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、今春に武田薬品工業とプライベート・エクイティ(PE)から、共同による買収提案を受けたものの、拒否していたことが明らかとなり、上昇。検索大手のアルファベット(GOOGL)はソフトウェアのオラクル(ORCL)との著作権侵害訴訟に勝訴し、堅調推移。通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は、労働組合と包括的な合意に達したことで、買われた。一方で、ゲーム小売のゲームストップ(GME)は決算内容が嫌気され、下落した。

30日(月)はメモリアルデーの祝日で米国株式相場は休場となる。全米自動車協会(AAA)は、連休中の旅行者が過去2番目に多い3,800万人以上に達すると予想している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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