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【材料】本日の注目個別銘柄:ソニー、山九、ニトリHDなど

村田製 <日足> 「株探」多機能チャートより

<6981> 村田製 12175 -185
売り優勢。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価は13700円としている。スマホ出荷台数およびRFフロントエンドモジュール売上高予想を引き下げ、16年度以降はドル換算でもスマホ向け売上の伸びが鈍化すると予想している。今期営業利益は会社計画2400億円、市場予想2500億円超の水準を下回る2190億円と予想のようだ。

<4528> 小野薬品 4868 -242
続落。大和証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も6100円から5700円に引き下げている。当面はオプジーボの売上が株式市場にとって驚くほどの急拡大となる可能性は低下したとみているほか、今後は次期薬価改定での薬価引き下げについての不透明感が徐々に強まる可能性があると指摘しているようだ。

<9843> ニトリHD 11050 +600
大幅高で高値更新。5月の月次動向では、既存店売上高は前年同月比7.0%増となり、6ヶ月連続でのプラス成長となっている。3-5月期累計では前年同期比7.5%増と順調な推移になっている。ゴールドマン・サックス証券では投資判断「買い」でコンビクション・リストに継続採用、想定以上の粗利、中国の可能性などから、目標株価を13000円にまで引き上げ。

<9065> 山九 586 +52
急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も633円から700円に引き上げている。施工能力拡大が受注シェア拡大に繋がり、持続的成長が期待されるとみているもよう。業界の人材不足の環境下で、同社の人材拡大によるメンテナンス品質向上と施工能力向上が受注拡大へ繋がる好循環が生まれきていることが背景と。

<6758> ソニー 3072 +186.5
買い優勢。前日に、熊本地震などの影響で遅れていた今期の業績見通しを発表している。営業利益は3000億円で、ほぼ市場想定どおりの水準となり、安心感の高まりにもつながっている。地震の影響など一時的な費用を除くと、実質的には4350億円レベルの水準にもなり、来期の5000億円達成が十分視野に入る状況でもある。為替の想定レートも、保守的なものと捉えられているようだ。

<8732> マネーパートナーズ 702 +64
急伸。資金決済法の改正案、並びに、銀行法の改正案が可決・成立とされている。仮想通貨が決済手段に使える「財産的価値」と定義されるほか、今後は銀行のフィンテック関連銘柄に対する出資拡大などが想定される状況にも。同社のほかにもフィンテック関連で強い動きに転じるものが多くなってきている。

<4114> 日本触媒 6440 +310
大幅反発。シティグループ証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も6600円から7500円に引き上げている。SAPの収益は今上期にボトムアウトする可能性が高まったと判断しているもよう。株価もベンチマークをアンダーパフォームしており、悪材料は相当織り込まれたと考えているもよう。来期は20%増益、再来期は11%増益とモメンタムも良好と判断。

<7248> カルソカンセイ 770 -28
大幅続落。前日に伝わった日産の保有株売却検討報道が引き続き懸念材料視されている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、同社のグループ離脱を機に、日産・ルノーグループへの拡販を目指すサプライヤーが増え、受注競争が激化する可能性があると指摘している。また、日産外への拡販の可能性も高まると考えられるが、すぐに大きな成果が得られるとは考えにくいともみている。
《XH》

 提供:フィスコ

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