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【材料】マネパGが急騰、改正銀行法成立で投機資金再攻勢

マネパG <日足> 「株探」多機能チャートより
 マネーパートナーズグループ<8732>が商いを急増させて値を飛ばし、一時値幅制限上限となる100円高の738円まで駆け上がった。その後は目先筋の利益確定の動きに上げ幅を縮小したが、700円近辺で売り物を吸収している。

 金融とITの融合を意味する「フィンテック」が株式市場でテーマ性を帯びるなか、今年3月には政府が「ビットコイン」など仮想通貨に対する規制を盛り込んだ銀行法および資金決済法改正案を閣議決定、仮想通貨に対し貨幣としての機能を認めたことで物色人気を加速させた。

 ビットコインは保守的な金融機関にとっては距離を置く分野だったが、世界の潮流には抗えず、相次いで関わりを持つ動きが表面化している。そのなか、25日には改正銀行法が参院本会議で成立したことで関連銘柄への注目度が改めて高まっている。

 FX専業大手の同社はビットコイン取引所を運営するクラーケンとの提携思惑に加え、ブロックチェーン技術開発を手掛けるテックビューロと100%子会社を通じて業務提携しており、同分野で先駆する存在。仮想通貨に対する法規制の流れは大きな商機につながる可能性がある。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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