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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ソニー、ニトリHD、NTTドコモ、ソフトバンク

ソニー <日足> 「株探」多機能チャートより
■山九 <9065>  588円  +54 円 (+10.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 山九<9065>が急伸。24日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ、目標株価を633円から700円に引き上げた。業界の人材不足の環境下で同社の人材拡大によるメンテナンス品質向上と施工能力向上が受注拡大へ繋がる好循環が生まれていることを評価。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の245億円(前期243億1700万円)に対して従来予想の251億円から265億円へ、18年3月期を245億円から271億円へ引き上げている。

■フジミインコ <5384>  1,827円  +134 円 (+7.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 フジミインコーポレーテッド<5384>が急反発で年初来高値。いちよし経済研究所は24日、同社株のフェアバリューを2000円から2200円に引き上げた。レーティングは「A」を継続した。スマートファン向けを中心と推測される一般工業用研磨材が回復しているほか、半導体の微細化プロセスの進展によりCMPスラリーも拡大している。同証券では17年3月期の連結営業利益を前期比27.2%増の42億円と会社計画(38億円)に比べ増額修正を予想。18年3月期は同45億円への増益を見込んでいる。

■ソニー <6758>  3,070円  +184.5 円 (+6.4%)  11:30現在
 24日、ソニー <6758> が熊本地震の影響で非開示だった17年3月期の連結営業利益が前期比2.0%増の3000億円に伸びる見通しを示したことが買い材料視された。今期は「プレイステーション4」の本体とソフトの販売が大きく伸びるゲーム分野が収益を牽引する。製品ミックスの改善や構造改革による費用削減でモバイル分野が黒字化することも増益に貢献する。なお、熊本地震の営業利益への悪影響は、IP&S分野で約450億円、デバイス分野で約600億円を見込む。

■エナリス <6079>  764円  +44 円 (+6.1%)  11:30現在
 エナリス<6079>が反発。24日の取引終了後、同社が行った過年度の有価証券報告書などの訂正に関して、金融庁から2億5848万円の課徴金を7月25日までに納付するよう命令を受けたと発表したが、アク抜け感から買いが入っている。なお、同課徴金の納付については、相当額を前社長および前会長が補填することで合意を得ていることから、16年12月期業績に与える影響はないとしている。

■ニトリホールディングス <9843>  11,070円  +620 円 (+5.9%)  11:30現在
 24日、ニトリホールディングス <9843> が月次業績を発表。5月の既存店売上高が前年同月比7.0%増と今期に入り3ヵ月連続で前年実績を上回ったことが買い材料視された。ゴールデンウィークの曜日並びが良かったことや天候にも恵まれたことが増収に貢献した。春・夏向けに接触冷感機能を持つ「Nクール」シリーズが牽引し寝具類の売上が伸長したほか、オーダーカーテンやクッション、収納整理用品も好調だった。また、マットレスなど自社開発の家具も伸びた。

■ドウシシャ <7483>  2,275円  +111 円 (+5.1%)  11:30現在
 ドウシシャ<7483>が大幅続伸。岩井コスモ証券は24日付のリポートで、目標株価2600円を据え置きつつ、投資判断を「B+」から「A」へ引き上げたことが好感されている。同証券では、足もとの株価水準を考慮して投資判断を引き上げた。また、企画力や販売力を強みとして、ニッチな新市場の育成・取り込みによる成長力を評価しており、17年3月期は営業利益95億円と5期ぶりに最高益を更新する見通し。

■NTTドコモ <9437>  2,828円  +121.5 円 (+4.5%)  11:30現在
 NTTドコモ<9437>とKDDI<9433>がともに高い。25日の取引終了後、両社はそれぞれフルハイビジョンの約16倍の解像度を持つ「8K」映像の伝送実験に成功したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。なお、NTTドコモの8K映像のリアルタイム5G無線伝送に関しては、5月25日から東京ビッグサイトで開催される「Wireless Technology Park 2016(WTP2016)」内の「5G Tokyo Bay Summit 2016」でデモンストレーションがみられるほか、KDDIの8K放送の多チャンネル伝送実験に関しては、5月26日から29日の期間に開催されるNHKの「技研公開2016」にて実験の様子が公開される予定だという。

■アサヒ <2502>  3,673円  +153 円 (+4.4%)  11:30現在
 アサヒグループホールディングス<2502>が反発。国内大手証券では、欧州事業買収で新たなドライバーを獲得、収益構造は大きく変化したと指摘。国内ビール事業への高依存から脱却、収益ドライバー/構造の変化に注目したいとして、買収への評価はまだ織り込まれていないと解説。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を3900円から4500円に引き上げている。

■新日鐵住金 <5401>  2,287.5円  +89 円 (+4.1%)  11:30現在
 新日鉄住金<5401>が反発。クレディ・スイス証券では、輸出価格の大幅上昇により、従来想定よりもメタルスプレッドが改善する可能性が高くなったと指摘。17年3月期経常利益予想を2140億円から2290億円(会社計画は未公表)に引き上げ、レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を2250円から2450円に引き上げている。

■マーベラス <7844>  934円  +29 円 (+3.2%)  11:30現在
 マーベラス<7844>が反発。同社は24日、スマートフォン向け本格オンラインRPG「剣と魔法のログレス いにしえの女神」でアップデートを実施したことを発表した。今回のアップデートは風属性の最上位武器「風神の魔神器」が手に入る「武神祭 風神ガチャ」の販売や、究極 風神獣装備やスキル強化素材が手に入る!「怒りのタイタン城」の開催を含む内容となっており、さらなる利用増が期待される。

■バンナムHD <7832>  2,710円  +80 円 (+3.0%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付でバンダイナムコホールディングス <7832> の投資判断「Neutral(中立)」を継続し、目標株価を2600円→3060円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、玩具などのトイホビーやアミューズメント施設、ゲームソフトの収益が拡大することを評価。妖怪ウォッチブームの反動減を定番シリーズの好調で吸収し、増益基調を継続するとみている。同証券では、17年3月期の連結営業利益を585億円→600億円(会社計画は500億円)、18年3月期の同利益を621億円→651億円にそれぞれ引き上げた。

■三菱電機 <6503>  1,291円  +35 円 (+2.8%)  11:30現在
 三菱電機<6503>が反発、13週・26週移動平均線のゴールデンクロス示現から上値指向を強めている。東海東京調査センターが24日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォローしており、これが支援材料となっている。今月23日に経営戦略説明会を開催したが、そのなかで21年3月期までに達成すべき成長目標として、連結売上高5兆円以上、営業利益率8%以上、継続的に達成すべき経営指標として、ROE10%以上、借入金比率15%以下と従来の目標を継続した。同調査センターでは「従来計画より一歩踏み込んだ成長戦略強化策が明示され、最終的に企業価値の向上に言及する進化を遂げていている点が注目される」と評価している。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,221円  +162 円 (+2.7%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が高い。ここ売り物をこなしながら下値を切り上げる展開で目先は25日移動平均線を上回り三角もち合い上放れの動きを明示している。「(同社は)インターネットを活用した農地の流通支援事業に参入する」と25日付の日本経済新聞が報じており、これが株価の刺激材料となっているもようだ。農業ベンチャーのマイファーム(京都市)と共同出資で8月に新会社を設ける予定で、2019年度までに累計3億円以上の売り上げを目指すと伝えられている。

●ストップ高銘柄
 ネクストジェン <3842>  1,675円  +300 円 (+21.8%) ストップ高   11:30現在
 エクストリーム <6033>  4,230円  +700 円 (+19.8%) ストップ高   11:30現在
 HMT <6090>  979円  +150 円 (+18.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ハビックス <3895>  1,121円  +150 円 (+15.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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