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【経済】IMF、ギリシャの債務減免を債権者に呼び掛け


国際通貨基金(IMF)はこのほど、ギリシャ経済の持続発展を維持させるため、同国に対する債務減免を債権者に呼び掛けた。

IMFは、ギリシャが一連の増税や歳出削減を実施しても、同国が定めた2018年の財政黒字目標「国内総生産(GDP)の3.5%」を達成することが困難だとの見方を示した。そのため、ギリシャ経済の健全発展を維持させるため、適切な債務減免も必要だと指摘した。

ギリシャ政府は昨年、債権者との間で第三弾となる支援協議を締結した。債権者はギリシャに向けて860億ユーロ(約10兆5436億円)の資金を援助する計画だ。ギリシャはすでにこの第三回の支援計画から214億ユーロを獲得しており、次の資金獲得は債権者による審査が必要になる。審査はすでに今年2月から始まったが、結果はまだ発表されていない。

《ZN》

 提供:フィスコ

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