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【材料】ディップ、フルキャストなど新高値、人材サービス関連株が軒並み高

ディップ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ディップ<2379>が5連騰で2973円まで上値を伸ばし、約1カ月ぶりに年初来高値を更新したほか、フルキャストホールディングス<4848>も新高値、アウトソーシング<2427>、メイテック<9744>、テンプホールディングス<2181>なども上値追い基調にあるなど人材サービス関連株の上昇が目立っている。

 企業の求人需要は引き続き旺盛であり、今年3月の有効求人倍率は1.30倍と1991年12月の1.31倍以来、約24年ぶりの高い水準に達した。訪日客急増に伴うインバウンド需要効果が宿泊・飲食や小売業界の人手不足に拍車をかけており、製造業など技術系人材に対するニーズも高い。また、需給バランスから単価も上昇傾向にあり、今春、一部人材派遣大手と顧客企業の間で行われた派遣料金引き上げ交渉でも大幅な引き上げの契約が相次いだ。また、アルバイトに対するニーズも同様で、三大都市圏の4月のアルバイト募集平均時給(リクルートジョブス調べ)は前年同月比1.7%上昇と34カ月連続で前年同月を上回っている。

 アベノミクスが打ち出した「一億総活躍プラン」では東京オリンピック開催の2020年度に117万人、さらにその5年後には204万人の労働者数増加を目指しており、人材サービス関連株への注目度は日増しに高まっている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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